FCNTがLenovoグループ傘下になった意義 自律神経測定スマホ「arrows We2 Plus」はどこがスゴい?(3/3 ページ)

» 2024年05月17日 06時00分 公開
[金子麟太郎,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

FCNTと森谷名誉教授が共同開発した、自律神経の状況を確認できる機能も

 新生FCNTの第1弾製品は、冒頭でも触れた通り、arrows We2とarrows We2 Plusだ。arrows We2 Plusは背面の光学式脈拍センサーで、自律神経の状況を確認できるのが大きな売りとなっている。外谷氏によると、「森谷名誉教授の力を借りながら共同開発した」という。

FCNT arrowsWe2 arrows We2 Plusのアウトカメラのすぐ下にあるのが光学式の脈拍センサー。ここに指を置くことで、自律神経の状況を確認できる

 自律神経は本人の意思とは関係なく、自律的に働く神経。自律神経について、森谷氏は女性を例に挙げ、こう説明した。「女性ホルモンの分泌が低下すると、自律神経で体調を良くしようとするが、子宮が退縮して調節ができない。極端にいえば自律神経が低調な状態。更年期になると急に体温が熱くなったり、血圧が急に高くなったり、寒くなったり……という状態に陥ると、血圧の調節や食欲のコントロールなどができなくなる」

FCNT arrowsWe2 京都大学名誉教授でおせっかい倶楽部代表取締役の森谷敏夫氏の略歴
FCNT arrowsWe2 自律神経について解説する森谷氏

 森谷氏は「臨床で使っている自律神経の状態の測定は1980年に動物実験から明らかになった。臨床では心電図で心臓が打つ脈拍を瞬時に計測しなければならない。後にコンピュータでも自律神経の状態の測定が可能になったが、周波数解析という高度なことを行わなければ、自律神経を解析することはできない」と測定の難しさを語り、「スマートフォンに実装されたすごさ」をアピールした。

FCNT arrowsWe2 約2分間は光学式の脈拍センサーに指を置いておく必要があるという
FCNT arrowsWe2 結果は心拍数とともに表示される。推定年齢も分かる

 測定基準は「森谷氏が蓄積してきた研究データ」(外谷氏)で、「年代別の平均値と実際の測定データを比較し、推定年齢を表示する他、活動するときに働く交感神経、休息やリラックスをするときに働く副交感神経を可視化した」(外谷氏)という。外谷氏は「測定したデータに基づき、自分の状態を知った上で、日常のヘルスケア行動のきっかけ作りにつなげたい」と述べた上で、「この自律神経見るだけではなく、鍛えるということ。この価値をお客さまに提供していきたい」とした。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  3. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  4. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  5. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
  10. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー