アドビは5月21日、写真編集ツール「Adobe Lightroom」において、新機能「生成AI削除」のプレビュー実装(早期アクセス)を開始した。同日以降、モバイル版(iOS/Android)、デスクトップ版(Windows/macOS)、iPad版、Web版、Classic版(Windows/macOS)でアプリを最新版にアップデートすることで利用可能だ。
なお、Lightroomでは同日から、新しいプリセットツールとして「「ぼかし(レンズ)」が追加される。これもモバイル版、デスクトップ版、iPad版、Web版、Classic版でアプリを最新版とすることで利用可能だ。
生成AI削除機能は、アドビの生成AIモデル「Adobe Firefly Image 1」を活用したもので、ワンクリック(ワンタップ)で写真から不要なオブジェクトを除去した上で、削除された空白部分にピクセルレベルでマッチする画像を生成して埋め込んでくれる。柄物シャツや料理写真のテーブルクロスのシミ、水面の不要な反射の除去、家族写真に映り込んだオブジェクトなどを消去できるとしている。
本機能を使って編集された写真については、C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)規格に準拠したコンテンツクレデンシャル(認証)データが自動付与される。同規格に対応するカメラ(※1)と組み合わせれば、撮影、編集、公開まで真正性を確保し、信頼を維持可能だ。
(※1)ソニー、ライカ(Leica)、ニコン、キヤノン、富士フイルムから発売されている
新実装されるぼかしツールでは、ワンクリック(タップ)で、写真の任意の領域に対してぼかし効果をシームレスに適用できる。後から写真にボケ効果を入れたい場合にも便利だ。
その他、今回のアプリ更新では以下の機能の実装が行われる。
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