レイドバトルは高頻度、短時間で常時開催されており、どの生息地にいても、少し待てばすぐにネクロズマやウルトラビーストたちが現れる。イベント中は無料のレイドパスを9枚までゲットできるが、これはあっという間に使い切ってしまう。筆者は手持ちのプレミアムレイドパスも使い切ってしまい、購入を余儀なくされた。
レイドはいつ入っても大人気で、入室して3〜5秒たつとロビーが満員になる。ネクロズマのレイドに、GO FESTに参加していない知人をリモートレイドで招待したが、速攻で満員になるため、入ってもらえなかった。仙台市内で比較的人が少ないところなら招待できるかもしれないが、仙台駅や七北田公園内のレイドは“瞬殺”状態だったので、招待は不可能と考えた方がいい。
ネクロズマはもちろん、他のウルトラビーストのレイドバトルも大盛況だった。というのも、GO FESTの会場や市内でのレイドバトルでゲットしたポケモンは、背景に特別なロケーションカードが表示される。今回は仙台市内が背景に現れるので、同じウルトラビーストのポケモンでもレア感を演出できるわけだ。筆者もロケーションカード付きのウルトラビーストはコンプリートした。
ポケモンGOの屋外でのイベントは、これまでは7〜8月の真夏に開催されてきたことが多かったが、今回は5月下旬〜6月上旬の初夏になった。これは「とてもよかった」と思う。30日の仙台市の気温は、最高で20度をやや超えるくらいなので、猛暑というほどではない。
筆者は午前から夕方まで2万歩ほど歩き回ったが、やや体が汗ばむ程度で、暑すぎてフラフラになることもなかった。念のため着替えを持参したが、出番はなかった。周りを見渡しても、ハンディファンや扇子などで暑さをしのいでいる人はほぼおらず、みな、スマホやモバイルバッテリーを片手に快適に楽しんでいる様子だった。
もちろん日差しの当たる場所に長時間いるのはつらいが、七北田公園は木々とその日陰が多いので、屋外ながらも無理なくプレイできた。強いて言えば「ベンチが少ないかな?」と感じたが、足腰が疲れたときは、芝生広場中央のチームラウンジに用意されたベンチやリアルなポケストップで休憩すればよい。
30日はやや曇り空で直射日光が弱かったこともあるが、スマートフォンが極端に発熱するようなこともなく、端末側の負荷も最小限に抑えられていた。このくらいの気候なら、スマホ用冷却グッズも不要だろう。
泉中央駅から七北田公園までの道は、地元の警察やスタッフの方々が安全確認を促しながら誘導しており、安全対策も抜かりなかった。会場内のスタッフも多く、各種相談ができるインフォメーションデスクもしっかり用意。通信環境も一部を除いて問題なく、サーバ側の不具合も発生しなかった。トレーナーが快適に楽しめるよう、これまで実施してきた大規模イベントでの知見がしっかり生かされていると感じた。
仙台駅でのサプライズから開催時期、七北田公園のセレクトから各種スポットまで、Nianticの“粋な計らい”が感じられた、大満足のイベントだった。
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