生成AIが得意とする文章の執筆や要約、校正といったライティングツールもさまざまな場面で使えるようになる。OSの機能として組み込まれるため、メールやSNSなど、他社製アプリを含むあらゆる場面で使える。
メールアプリの受信トレイでは、各メールの最初の数行をプレビュー表示するのではなく、重要な部分の要約を表示するようになる。メールを開いてから内容を要約することもできる。
例えば、写真ライブラリ内にある人物の写真から、その人の似顔絵を使った画像を生成して誕生日を祝うスタンプを作れる。画風はスケッチ、イラスト、アニメーションから選べる。
独自のUIで複数のキーワードから画像生成できる。
写真の背景にある邪魔なオブジェクトを消せる写真編集機能も追加する。
AppleはApple Intelligenceの機能がパーソナルな情報と密接に連携しているとして、情報を正しく取り扱う必要があると強調した。いずれの処理は基本的にオンデバイスで処理される。ただし、さらに大規模な処理を実行したい場面が出てきた場合に向けて、独自のプライベートクラウドコンピューティングも構築したという。
より大きな計算能力が必要な場合は、そのタスクに関連するデータのみを同サーバに送信して処理できる。いずれもAppleのサーバにデータが保存されることはなく、Apple自身もアクセスできない。第三者によって、サーバで実行されるコードを検査し、プライバシーについて検証できる環境も用意するとしている。
また、さらに高度な回答を得たい場合は、米OpenAIのChatGPTに情報を渡して処理するといった選択も可能だ。
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