Appleが6月11日、ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro(第2世代、以下同)」のアップデートについて発表した。
AirPods Proを装着した状態でパーソナルアシスタント「Siri」とやりとりをする際、「はい」と答えるときは首を縦に、「いいえ」と答えるときは横に振るだけで応答できるようになる。混雑している場所で声を出したくないときに役立つ機能といえる。
H2チップの機械学習により、電話に応答または拒否をする、メッセージをやりとりする、通知を管理するなどの際に、声を出さずに操作できるようになるという。
iPhone、iPad、Macのユーザーと通話する際に「声を分離」機能を導入する。AirPods ProのH2チップと、ペアリングしたiPhone、iPad、Macの機械学習を活用。周囲のノイズを取り除いて音声を分離することで、自分の声が相手に聞こえやすくなる。
AirPods Proでは、ゲームをプレイしている際の音声の遅延も低減される。より通話品質の高い16ビット、48kHzでの通話にも対応する。
アップデートのβ版が、6月11日からApple Developer Programの登録者に提供される。一般ユーザー向けには2024年秋から無料でアップデート可能になる。
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