スマホをゲーム機に変えるコントローラー「Backbone One」を日本で本格展開する理由

» 2024年06月20日 20時14分 公開
[石井徹ITmedia]

 ソースネクストは6月20日より、米Backboneのスマホ用ゲームコントローラー「Backbone One(第2世代)」を全国の家電量販店で販売する。

 価格は1万9800円(税込み、以下同)。USB Type-C版とLightning版の2種類を展開する。別売でキャリングケースを3990円で販売する。カラーはPlayStationコラボのホワイトと、通常版のブラックの2種類を用意する。

Backbone One Backbone One
Backbone One キャリーケースも販売

本格ゲームをスマホで楽しむコントローラー

 スマホ向けの高級コントローラーが誕生した背景には、スマホでのゲーム体験の向上がある。スマホの性能が高まり、「原神」のような本格的なタイトルが登場してきた。「DEATH STRANDING」のように、家庭用ゲーム機向けのタイトルが移植される例もでている。

 また、NVIDIA GeForce NOWのようなクラウドゲームや、Steam Linkのようなストリーミングなど、PC向けやゲーム機向けのタイトルをスマホで遊ぶ手段も増えている。

 ただし、クラウドゲームやゲームストリーミングサービスのゲームは、タッチ操作に最適化される例は少ない。快適にプレイするにはいいコントローラーが必要となる。Backbone Oneは、こうした要求に応えるコントローラーだ。

Backbone One タッチ操作のために画面が見づらいという不満を解消できる

 2色あるうちのホワイトは、スマホのコントローラーとしては唯一のソニーインタラクティブエンタテインメント(SIE)の公式ライセンス品となっている。DualSenseワイヤレスコントローラーに触発されたデザインとして、BackboneではSIEと共同でPS リモートプレイのプロモーションも行っている。

Backbone One ホワイトはSIEのライセンス商品となっている
Backbone One 通常カラーのブラックも販売する

一部タイトルではタッチ操作代わりにも

 Backbone Oneはスマホホルダーと有線コントローラーが一体となっており、ホルダー部は伸縮式できる形状だ。横向きのスマホに装着でき、装着できるスマホの縦幅は90.7mm〜179.5mmに対応。Galaxy S24 Ultraのような大型のスマホでも装着できる。

Backbone One スマホのサイズを問わず装着できる

 Androidでは、タッチボタンに物理キーを割り当てる「タッチシンク」機能を搭載する。原神のような外付けコントローラーに非対応のゲームタイトルでもプレイできる。ただし対応タイトルは限られており、「原神」や「崩壊:スターレイル」「PUBG MOBILE」など計5タイトルのみで利用できる。コントローラーの配置のマッピングを自由にできるわけではない点は注意が必要だ。

Backbone One Androidではタッチパネルに同期するTouch Tync機能を搭載。ただし5作品のみの対応

 本体にはUSB Type-C端子とイヤホンジャックを装備している。USB端子を通して、ゲームコントローラーとスマホ本体を同時に充電しながらプレイできる。イヤホンジャックにより有線イヤホンも使用できる。

 なお、Backbone Oneではゲームソフト会社の限定デザインモデルも過去に発売している。2024年初にはコジマプロダクションとのコラボでDEATH STRANDINGモデルも数量限定で販売している。ソースネクストではこのモデルは取り扱わないが、今後の限定デザインは取り扱われる可能性がある。

Backbone One クリアオレンジがどこか懐かしいDEATH STRANDINGコラボモデル

2023年のテスト販売が好調、初年度10万台を目標に

 Backboneはスマホ向けの伸縮式ゲームコントローラーに特化したスタートアップ企業だ。2018年に米国ポートランドで創業した。

 Backbone Japan sales directorの辻本雅崇氏は、Business Research Insightsの調査データを引き、「スマホ向けのゲームパッド市場は右肩上がりで伸びている」と紹介する。

Backbone One スマホ向けのゲームパッド市場は右肩上がりで拡大している

 第2世代のBackbone Oneの日本展開については、直販サイトやAmazon.co.jpでは2023年夏からテスト販売を行っていた。Amazonのレビューで星4以上を獲得するなどテスト販売が好調だったことから、今回のソースネクストの連携で日本への本格進出を行うこととなった。

 前世代の製品では オンキヨーホームエンターテイメントは販売代理店となっていたが、この販売契約は失効しており、日本での販売代理店はソースネクストに一本化される。

 辻本氏は「ソースネクストは営業力、展開力、スピード感に優れている」とパートナーとして選んだ理由を説明。ソースネクストの小嶋 智彰社長兼COOは初年度販売台数10万台という目標を掲げた。

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2024年07月20日 更新
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