ChatGPTを使ってSNS投稿用のテキストや画像を作るChatGPT使いこなし術(1/2 ページ)

» 2024年08月07日 19時21分 公開
[井上晃ITmedia]

 ChatGPTをうまく活用すれば、SNS投稿に関する効果的な企画を練り、テキストを整え、ハッシュタグを検討し、イメージ画像をそろえる──そんな工程をスピーディーに行えるようになる。本稿では、具体的なアプローチの例を紹介していこう。

photo SNS投稿する画像を依頼してみた

シーズンに関係するイベントをリサーチする

 まず、どのタイミングで何を投稿するか、企画やスケジュールを考える段階がある。SNS投稿でインプレッション数を稼ぎやすいテーマとしては、季節柄の記念日やイベントがあるが、これらを人力で調べるのは大変なので、ChatGPTを使って参考となる記念日・イベントをリストアップしてもらおう。

 例えば、ここでは、「2024年5月における、日本における重要な祝日や記念日、開催されるイベントなどを箇条書きで30個リストアップしてください。この際、『2月22日:猫の日』のような日も含めてください。」と指示する。ポイントは、リストアップして欲しいおおよその数を指定すること、そして具体例を含めておくことだ。

photo 数を多めに指定しなかった場合、出力が物足りなくなりやすい
photo 数を多く指定することで、細かいネタも絞り出してくれる

 もちろん、ChatGPTが出力する情報が正しいとは限らないので、出力された全てを採用するのではなく、そのなかから目にとまったアイデアをピックアップして採用していこう。自力では思い付かなかった候補にも出会えるはずだ。

効果的な紹介文を考えてもらう

 続いて、「どの世代・性別などをターゲットにするか」「何の商品の紹介を投稿するか」などを絞りながら、商品の紹介文を作っていく。

 ここでは例として、「『こどもの日』に向けたSNS投稿の企画として、『30代・40代の女性』をターゲットに、『見守り機能を備えたスマートタグ』をアピールします。効果的な投稿文を200文字を上限に作成してください。」と指示してみる。

photo 「『こどもの日』に向けたSNS投稿の企画として、『30代・40代の女性』をターゲットに、『見守り機能を備えたスマートタグ』をアピールします。効果的な投稿文を200文字を上限に作成してください。」に対する出力例

 なお、比較検討をするために、同様の出力を数パターン繰り替えしてもらうことも効果的だ。

photo 例えば、「同様の投稿文を、あと2パターン作成してください。」と指示すれば、別のパターンを生成できる

 なお、商品に関して、絶対に触れておきたい機能などがある場合には、その点も「#条件:〜」として記載しておくのが良いだろう。

 例えば、先ほどのプロンプトに「#条件:『あらかじめメッセージを決めておこえば、子どもから『今から帰るよ』のような連絡を親に入れることもできる』という機能紹介を必ず含めて」と加えてみる。

photo プロンプトを改良した場合の出力例

 また、これらの出力には、すでにハッシュタグが含まれているが、念の為効果的なハッシュタグがほかにないかも考えてもらおう。

photo 「この投稿を想定するうえで、効果的なハッシュタグの候補を10個挙げてください」と指示した場合の出力例
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