Googleが8月14日(日本時間)、新型折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」を発表した。前モデルのPixel Foldから大胆なデザイン刷新を遂げ、サムスン電子の「Galaxy Z Fold6」と真っ向から勝負を挑む形となった。両モデルは何が違うのだろうか。外観面を中心にチェックしてみよう。
【訂正:8月15日14時15分】初出時、マルチタスク回りの記述について事実誤認に基づく記載がありました。おわびして訂正いたします
本題に入る前に、前世代モデルの「Pixel Fold」との違いについて軽く触れておこう。
Pixel 9 Pro Foldは、Googleとしては2世代目のフォルダブルスマートフォンとなる。2023年発売の初代「Pixel Fold」は、開いたサイズが新書版の7.6型ディスプレイ搭載と小さめな横折りスマートフォンだった。
Pixel 9 Pro Foldでは本体形状を刷新し、閉じた状態で「Pixel 9」と同じ6.3型ディスプレイを搭載することで、普通のスマートフォンと同じ感覚で利用できるようにした。縦に大きくなったことで、内側の折りたたみディスプレイはほぼ正方形になり、分割したアプリを2つ並べて表示したときに、実効的な表示領域が確保できるようになった。
設計もブラッシュアップされている。Pixel Foldは完全に真っすぐに開くことができなかったが、Pixel 9 Pro Foldは“完全に”開ききるようになっている。ビルドクオリティーも大きく改善された。
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