伊藤忠グループのBelongは、9月13日に2023年度C2C(CtoC)市場での中古iPhone取引調査結果を発表した。
C2C市場の中古スマートフォン取引は58.4%がiPhone、41.6%がAndroidスマートフォン。中古iPhoneの取引数トップ3はホームボタン搭載や比較的小型かつ軽量な「iPhone 8」「iPhone SE(第2世代)」「iPhone 7」となった。また、トップ10にランクインしていない機種を含めると、2023年度に取引対象となったiPhoneの約2台に1台が指紋認証(Touch ID)対応のホームボタン搭載機種となる。
2022年度と2023年度の機種別平均取引価格をみると、昨年度対比で価格下落率の高い機種は「iPhone 13 Pro」。取引件数ランキングで1位と2位のiPhone 8とiPhone SE(第2世代)も下落率トップ5にランクインしている。
価格下落率が低い機種は「iPhone 13 mini」で、「iPhone 13 Pro」が27.9%下落、「iPhone 13 Pro Max」が26.4%下落の中でiPhone 13 miniは9.3%の下落にとどまった。「iPhone 14」シリーズから「mini」 は登場しないため、現在最も機能が充実した小型端末であることが要因と考えられ、中古iPhone市場では小型が重宝される傾向にあるといえる。また、デュアルSIM搭載端末も人気が高い。
月別の取引件数の推移は、最も取引件数が多かったのは10月。例年9月中旬に行われる新型iPhone発売を機に活況となり、10月にピークを迎える傾向にあることが読み取れる。
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