KDDIは2024年3月1日、auオンラインショップで「au Certified iPhone 13 mini」の販売を開始した。一括価格は128GBが6万1000円(税込み、以下同)、256GBが6万9000円だ。
au Certified iPhoneとは、KDDIが認定した中古iPhoneを指し示す。具体的には、KDDIの下取りプログラムやアップグレードプログラムなどで回収したauスマートフォンをリユースした商品で、新品ではない。専門業者による厳しい検査と、専用ソフトウェアによるデータ消去が実施された後、販売される。状態としては「バッテリー充電容量が80%以上のハイグレードなモデル」だという。
iPhone 13 miniは、Appleが2021年9月24日に発売し、当初はPink(ピンク)、Blue)(ブルー)、Midnight(ミッドナイト)、Starlight(スターライト)、(PRODUCT)REDの5色展開だったが、2022年3月18日に新色のGreen(グリーン)が追加された。
プロセッサは自社開発の「A15 Bionic」で、CPU部分は6コア(高効率4コア+パフォーマンス2コア)構成、GPUは4コア構成、ニューラル(機械学習)プロセッサは16コア構成となっている。iPhone 12/12 miniと比べると、最大で50%のパフォーマンス改善が図られていた。
ディスプレイは、5.4型の有機ELを採用。最大輝度は通常時が800ニト(先代比で28%向上)、HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツ表示時が1200ニトとなる。
アウトカメラは、1200万画素センサーのデュアル構成で、広角レンズ(新型1.7μmセンサー、F1.6、焦点距離26mm、7層レンズ)と超広角レンズ(新型センサー、F2.4、焦点距離13mm、5層レンズ、視野角120度)を備えている。
小型ながらハイスペックな性能を持ち、最低容量の128GBモデルが10万円を下回るなど、小型iPhoneの完成形ともいえるiPhone 13 mini。しかし、2022年のiPhone 14シリーズにはその新型がなかった。大画面で楽しめるコンテンツが増えた影響で、小型スマートフォンの需要は3.5〜4型が主流だった黎明期に比べて多くない。
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