プロナビ

日本は「テクノロジー×高速回線」がある有望な市場――eeroがライバルの多い日本でメッシュWi-Fiを投入する理由(2/2 ページ)

» 2024年09月18日 17時30分 公開
[井上翔ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

eeroはなぜ日本を目指したのか?

 アジア太平洋地域において、eero製品はオーストラリア、ニュージーランド、アラブ首長国連邦(UAE)とシンガポールで販売されてきた。日本は同地域では5番目、東アジア地域に絞ると初の販売国となる。

 複数のネットワーク機器メーカーの人と話をすると、特に外資系メーカーからは「日本には有力な地場(国内)企業が複数ある」ことが話題になることが多い。この点については、メッシュWi-Fiシステムを含む無線LAN機器もご多分に漏れない。ある意味で、海外よりも競争の激しい市場環境ともいえる。

 そんな日本市場に、eeroがあえて“飛び込む”のはなぜなのか――ウィーバー氏はこう語る。

 日本はテクノロジーにおいて先端を行く国です。しかも、国土の広い範囲で高速なインターネット回線(光回線やCATV回線など)を利用できます。私たち(eero)のデバイスで得られる体験を、最大限発揮しやすい環境といえます。

 なぜ今なのか――本当は5年前に進出したかったくらいのですが、もろもろの準備が整ったのがこのタイミング、ということです。競合が多い環境ではありますが、私たちには顧客の声を聞き、製品をより良いものにしていくという観点で強みがあります。日本のように高品質なものを好む人が多い市場でも、(eero製品は)十分に応えられる品質も備えています。

 海外では、高速インターネット回線を利用できる地域が限られる国も珍しくない。その点、日本では離島や山間部でも高速インターネット回線が整備されている事例も多い。ウィーバー氏の言う通り、Wi-Fiルーターが活躍しやすい環境にあることは事実だ。

 当初はAmazon.co.jp限定販売となるeeroのメッシュWi-Fiシステムは、ウィーバー氏の狙い通りに日本のユーザーに受け入れられるのだろうか。注目したい。

eero 高速インターネット回線が広く利用でき、高品質な製品を好む人が多く、競合が多い日本だからこそ、eero製品が強い競争力を持つ――ウィーバー氏はそう考えているそうだ
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月10日 更新
  1. なぜドコモは「値上げ」に踏み切れないのか? 背景にある通信品質、5G設備投資の遅れが足かせに (2026年05月09日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【5月9日最新版】 ポイント3倍や2万ポイント還元あり (2026年05月09日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. 楽天モバイルの「Pixel 10a(128GB)」、MNP+ポイント還元で実質1万3760円【スマホお得情報】 (2026年05月08日)
  5. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年5月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年05月07日)
  6. 「ahamoだけ通信速度が遅い?」――ネットの声に「そんなことはない」とドコモ前田社長が一蹴 (2026年05月08日)
  7. ソニーが新型「Xperia」の発表を予告、5月13日にYouTubeで独占配信へ (2026年05月08日)
  8. ドコモの通信品質はどう改善したのか、前田社長が解説 3G停波が寄与、5G SAの拡大も (2026年05月08日)
  9. ドコモ、MNPが転入超過も25年度は減益 山手線の速度77%改善などネットワーク強化もアピール (2026年05月08日)
  10. なぜPayPayは「プラチナカード」を急がない? 中山CEOが語る若年層シフトとゴールド強化の狙い (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年