マクロモードにも触れておこう。
マクロモードにすると、自動的に超広角カメラに切り替わり、広角カメラ相当の画角でクロップ(切り抜き)した写真になる。
最後は、最近のarrowsではおなじみの「Photoshop Expressモード」を試そう。その名の通り、Adobeの「Adobe Photoshop Express」アプリとコラボした機能だ。
これで撮ると、標準の写真とAdobe Photoshop Expressが自動処理した写真の2枚を撮影し、後者をその場でさらに編集することもできる。
カメラアプリから「Ps」ボタンをタップしてPhotoshop Expressアプリを立ち上げて、後から編集することも可能だ。
そこではより凝った編集ができ、人物の表情を変えたり不要なものを消したり、生成AIも使えるなど実に多彩だ。
撮った写真をあれこれ編集して作品を作ったり、素材にしたりするなど、画像処理を楽しみたい人にとって、このアプリが標準で付いていると、試しに使ってみることでデジタル画像の楽しさにハマるかもしれない。
arrows We2 Plusは、主に中〜高年齢層のITに慣れてない人たちを想定して「親しみやすく親切なスマホ」として開発されたわけで、カメラもその辺を考えて親切に作ってある。この点は好印象だ。
使っていて気になったこととして、「撮影時や撮影後のレスポンスが遅い」ことと、「室内でのAWBが少し甘い」ことくらい。でも、そういうことが気になる人はターゲットじゃないよな……と思う。
それより、カメラアプリの「ハイテクっぽさを感じない、親切なインタフェース」がいい。写真モードで人物を検出したらそこからワンタップでポートレートモードに切り替えられるとか、地味だけど大事。
ハイテク系が不得手な高め年齢層のユーザーを支えるべきなのは、その辺の事情が分かっている日本発のブランドだよね。というわけで、そういう点では実に注目すべきスマホだと思っております。
モデル:長谷川実沙
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