新生FCNTの「arrows We2 Plus」はカメラも親切 分かりやすいインタフェースでサクサク撮れる荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2024年10月20日 12時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

人物撮影は「背景ぼかし」と「ビューティー」をうまく使いたい

 インカメラのセンサーは、約1600万画素だ。

arrows We2 Plusレビュー インカメラで自撮り中

 もちろん、人物を撮るときにもAIによるガイドが出る。「顔を明るくし、肌の色がきれいに見えるように撮影します」だそう。

 こういうひとことって大事だと思う。

arrows We2 Plusレビュー 人物を見つけるとこのようにメッセージが出る。2xで撮るといい感じ
arrows We2 Plusレビュー 無事、肌の色がきれいになったろうか。ビューティー機能は少しかけてある

 面白いのは、人物を認識すると右下にビューティー効果のボタン、左下に背景ぼかしボタンが現れること。

 背景ぼかしボタンをタップすると「ポートレート」モードに切り替わる。ポートレートモードにしないにしても、その場で切り替えるスイッチが出るってのは親切だと思う。

 ビューティー効果のボタンも、人物を認識したときだけ現れる。内容は「美肌」「肌の明るさ」「目の大きさ」「輪郭補正」の4パターンだ。

arrows We2 Plusレビュー ビューティー効果で調整できる4つの項目。ただそれほどハデハデなエフェクトはかからない

 ただ、背景ぼかし時に2xを使えないのはちょっと残念だったりする。

arrows We2 Plusレビュー ポートレート時の画面。「背景ぼかしを終了する」をタップすると「写真」モードに戻る
arrows We2 Plusレビュー ポートレートモードで撮影

 人物以外の被写体で背景ぼかしをかけたいときは、「モード」ボタンから「ポートレート」を選んでピントを合わせたいところをタップすればOk。

arrows We2 Plusレビュー たまたま通りがかった駅前で盆踊りの準備中。ポートレートモードで背景をぼかしつつ撮ってみた

ユニークな自撮りの「目線誘導」

 ユニークなのは自撮り時の「目線誘導」。セルフィーが当たり前の世代ならいいけれども、慣れてない世代だとどうしても撮るときに「画面」を見ちゃってカメラ目線をはずしがちだ。わざとやっているならいいけど、そうじゃないならちょっと恥ずかしい。

 で、arrowsにはこんなギミックがある。「インカメラ目線誘導」だ。

arrows We2 Plusレビュー これはなかなかいいアイデア。目立つので確実にカメラに目を向けられる

 撮影の直前、レンズの近くにアニメーションを表示してカメラ目線になるよう誘導してくれるのだ。

arrows We2 Plusレビュー インカメラの回りにアニメーションが表示される上にセルフタイマーで撮るとカウントダウンの数字がインカメラに吸い込まれるので自然に目がいく

 これは面白い。アニメーションパターンは、4種類用意されている。

arrows We2 Plusレビュー インカメラ時のメニュー。一番下の「アイキャッチ」でアニメーションの種類を選べる
arrows We2 Plusレビュー インカメラで自撮り。後ろでカメラ構えている人は気にしないように

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