「料金プランが多い他社と違い、うち(楽天モバイル)はシンプルだ」――。楽天グループの三木谷浩史会長(楽天グループ社長を兼務)は11月13日の決算会見で、このような考えを示した。その上で、現行の「Rakuten最強プラン」を継続していく方針を明らかにした。
多様なバリエーションになっていく競合他社の料金プランについて、三木谷氏は「他社には3GBや30GBなどさまざまな料金プランがある。ブランドもたくさんある。一方で、楽天モバイルはシンプル。いくら使っても月額3278円(税込み)だ。シニア、家族などで利用すれば、110ポイントバックがある」とアピールした。
楽天モバイルは2024年に複数の割引プログラムを打ち出し、2月21日に「最強家族プログラム」、3月12日には「最強青春プログラム」、5月2日には「最強こどもプログラム」、9月13日には「最強シニアプログラム」の提供を始めた。いずれも下記の条件を満たせば、楽天ポイントを還元するもの。
三木谷氏は「最初は3GBを契約して、Netflixを視聴したいから、20GBを契約してコスト(出費)がばか上がりしたのではよくないと思う」と自らの考えを述べた上で、「現在の路線(ワンプラン)を継続していく」考えを示した。
今後の方向性について、三木谷氏は「(既存の料金サービスに)ご高齢の方が安心できるようなサービスを付加したり、サービスをたくさん使うほどメリットが生まれたりする仕掛け」を用意していく考えを示した。
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