本体左側には姉妹ブランドであるOnePlusのハイエンドモデルが搭載しているスライダーボタンを搭載しています。このボタンでサイレントモードの切り替えなどが行えます。8.2mmの薄いボディーに5910mAhのバッテリーを内蔵しており、有線では80W、ワイヤレスでは50Wの急速充電に対応します。
本体右側にはボリューム、電源ボタンに加え、カメラ操作用のクイックボタンも搭載しています。これはFind X8には無い機能です。ダブルタップでカメラを起動、タップでシャッター、長押しで連続撮影、左右のスライドで望遠倍率の調整が可能です。
カメラに関しては申し分の無い性能を誇ります。Find X8のカメラと比べると、広角カメラは1/1.4型センサーを搭載しています。超広角はFind X8と同じものです。3倍のペリスコープ型望遠もFind X8と同等です。つまりFind X8 Proはさらに6倍のペリスコープ望遠カメラも搭載している、ダブルペリスコープというぜいたくな組み合わせなのです。
そしてこれら4つのカメラは全て5000万画素センサーです。どの倍率で撮っても美しい写真や動画が撮れることは約束されているようなものです。
それでは本体側面のクイックボタンを使ってみましょう。カメラを操作する場合、本体を横向きにする必要があります。本体を縦向きにした場合はシャッターやズーミング操作ができません。
ボタンはクリック感はあまり無く、シャッターを切るときは両手で構えて人差し指でタッチを強くする、といった感じで押します。物理ボタンがあるのは被写体に向かってじっくりカメラを構えているときは使いやすそうです。
またズーム操作はクイックボタンのサイズが左右に長いため操作しやすく、超広角側から望遠側まで細かく倍率を動かすだけではなく、一気に高倍率に持っていくこともできるようでした。
倍率が変わっても全て5000万画素のカメラで撮影できるため「倍率を上げたら画質が落ちるかも」と考える必要も無いのです。なおデジタル望遠は最大で120倍まで。50倍くらいでも十分画質は良く、高倍率での撮影も楽しめます。Find X8の上位モデルとして、クイックボタンを搭載したのはOPPOとしてうまい差別化でしょう。
できれば日本にこちらのモデルの投入も欲しかったところですが、Find X8の販売が好調なら2025年以降は期待できるかもしれません。
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