よりXperiaっぽくなったiPhone 16のカメラ機能、iOS 18.2以降で「フォーカスロック」を利用する方法

» 2025年01月13日 06時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 本誌既報の通り、米Appleは12月11日(現地時間)、iPhone向けに「iOS 18.2」の配信を開始した。アップデート後、「Apple Intelligence」と米OpenAIの「ChatGPT」の連携を含む多数の新機能を利用できるようになる。

 アップデートの中で特に注目したいのは、「カメラコントロール」に関するアップデートだ。カメラコントロールは、iPhone 16シリーズ(iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max)の側面に備わるボタンで、文字通りカメラの機能をコントロールできる。

iPhone フォーカスロック iPhoneのカメラコントロールを使う様子。横位置で持ったときの方が縦位置よりも使いやすい
iPhone フォーカスロック デフォルトではズームのコントロールを半押しで決定でき、さらに、左右にスワイプしてズームの倍率を切り替えられる。ズームのコントロールではなく、他のコントロールを行う場合は、ダブルクリックすれば切り替わる

 感圧センサーやハプティックフィードバックを活用し、まるでボタンを押し込むかのような感触を再現しており、カメラを起動したり、ズームしたり、シャッターを切ったり……と、さまざまなことができる。

iOS 18.2以降で使える「AE/AFロック」ってどんな意味?

 iOS 18.2以降は、iPhone 16シリーズで写真や動画を撮影するときに、カメラコントロールを使って被写体の露出とフォーカス設定を固定できる。カメラ用語でいう露出は、写真や動画を撮影するときに、レンズに取り込まれる光の量を指す。フォーカス設定の固定は、被写体にピントを合わせたままにする、という意味だ。

 後述する設定アプリでは、被写体の露出とフォーカス設定を固定する機能、とは表示されないので注意が必要だ。実際は「AE/AFロック」という表記だ。AEはAuto Exposureの略で自動で露出(≒明るさ)を決めること、AFはAuto Focusの略で自動で被写体にピントを合わせることを意味する。

AE/AFロックの利用前に設定が必要

 ただ、このカメラコントロールにおける新機能のAE/AFロックは、デフォルトではオフになっている。そのため、iOSアップデート後、すぐに使えるわけではなく、事前に設定が必要だ。

 手順はこうだ。まず設定アプリを開き、「カメラ」を選択する。「カメラコントロール」の項目を選択したら、AE/AFロックという項目右のボタンをタップしてオンにする。

iPhone フォーカスロック 設定アプリを開き、「カメラ」→「カメラコントロール」の順に進む
iPhone フォーカスロック 「AE/AFロック」の項目右のボタンをタップして、AE/AFロックの機能をオンにする

 なお、事前設定は一度行えばよく、次回以降、同じ手順を繰り返す必要はない。

カメラコントロールを軽く押し続けると、AE/AFロックの維持が可能

 さて、ここからは、実際の利用手順を見ていこう。

 まずはカメラアプリを起動する。次に「AE/AFロック」がフレームの上部に表示されるまで、指でカメラコントロールを軽く押し続ける。すると、AE/AFロックが維持される。この状態で指を離すと、AE/AFロックが解除される。

 AE/AFロックが維持されたまま、カメラコントロールから指を離さずにクリックする(押し込む)と、カメラアプリでシャッターを切って写真を撮影できるか、動画撮影を開始できる。

iPhone フォーカスロック ただ、カメラアプリを開いた状態では画面の中央に何も表示されない。ただ、被写体がプレビューに表示されるだけだ
iPhone フォーカスロック 指でカメラコントロールを軽く押し続けると、AE/AFロックが維持される。このままクリックする(押し込む)と写真を撮影するか、動画撮影を開始できる

よりXperiaと化したiPhoneのカメラ機能

 ちなみに、AFロックはソニーの「Xperia」に備わるシャッターキーでも行える。カメラコントロールはXperiaでいうシャッターキーに当たるが、Xperiaは単なるシャッターキーにとどまる。半押しでAFロック、長押しでシャッターを切れる。

 iPhone 16シリーズのカメラコントロールと、Xperia 1 VIのシャッターキーを比較した記事でもお伝えした通り、iPhone 16シリーズのカメラコントロールでできることは多い。とはいえ、先にデジタルカメラっぽさを打ち出していたのはXperia。その後追いともいえるiPhoneは、機能面で差別化を図った形だ。

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