海外のスマートフォンの販売を代行するFastlane Japanは1月23、「REDMAGIC 10 Pro」の先行販売を開始する。REDMAGICのハイエンドモデルで、価格は12万2800円(税込み、以下同)からとなっている。
REDMAGICは「どこよりも完璧なゲーム体験をモバイルに」をコンセプトとして、2017年にNubia Technologyのゲーミングスマホとして誕生。Nubia Technologyで培ってきたスマートフォンデザインのスキルに加え、ゲーマーの意見を取り入れ、製品に反映させている。
REDMAGIC 10 Proはパフォーマンスやディスプレイに力を入れたモデルだ。プロセッサにQualcommのSnapdragon 8 Eliteを採用した。Qualcommが初めて自社開発したOryon設計のCPUを搭載し、最高クロック数4.32GHzを実現したという。
「REDMAGIC 9 Pro」のSnapdragon 8 Gen 3と比べ、CPUの処理能力が単独でも複数同時処理でも45%向上した他、GPUには「Adreno 830」を採用し、ゲーム性能が40%アップ。さらに、CPUの消費電力を最大44%、GPUの消費電力を最大38%削減したとしている。
メモリにはLPDDR5X Ultra(9600Mbps)、ストレージにはUFS 4.1 Proを採用した。従来のLPDDR5X+UFS 4.0比で、処理速度が13%、読み取り速度が36%向上し、消費電力は30%削減できたという。
REDMAGICが独自に開発したゲーミングチップ「Red Core R3」と、CUBEフレームレート安定化技術も搭載する。
ディスプレイは6.853型の有機EL(1216×2688ピクセル)を搭載。アスペクト比は20:9だ。解像度は通常1.5Kだが、最大2Kへのアップスケーリングが可能だ。リフレッシュレートは最大144Hzで、最大輝度は2000ニトと、ディスプレイだけでも現行最高峰のスペックをうたう。
ベゼル幅は限界の1.25mmまで細くし、画面占有率は95.3%に達しているのもポイント。ゲームや動画視聴の際、パンチホールディスプレイでは味わえない没入感を体験できるとしている。
冷却にはICE-X風冷冷却システムを使用する。新たな高低差ブレード設計により送風範囲が拡大し、風速が7%向上。ベイパーチャンバーの面積を約20%拡大し、より冷却性能を高めた。ファンの回転数も2万2000RPMから2万3000RPMに上がりつつも、4dBの静音性は維持したとしている。バッテリーの容量は7050mAhで、最大100Wでの急速充電をサポートする。
ゲーミングスマホらしいハードウェアの仕掛けとして、520Hzの高速応答ショルダートリガーを2つ搭載し、別途、コントローラーを接続せずにコントローラーのような操作を行える。トリガーライトをカスタマイズできる機能も持つ。
REDMAGIC 10 ProをUSB Type-C to HDMIケーブルでモニターやテレビに接続すれば、大画面でゲームをプレイしながら、REDMAGIC 10 Proで別の操作を同時に行える。さらに、専用PCソフト「SmartCast」(旧REDMAGIC Studio)を活用し、複雑な設定なしで低遅延かつ高画質の無線ミラーリングと操作が可能になる。
アウトカメラはメインカメラと超広角カメラのデュアル構成で、どちらも約5000万画素のイメージセンサーを採用。メインカメラは光学式手ブレ補正やフレア防止が可能で、超広角カメラはゆがみを補正するアルゴリズムを採用した。
カラーはShadow(ブラック)、Lightspeed(ホワイト)、Moonlight(シルバー)、Dusk(黒スケルトン)の4種類から選べる。メモリ/ストレージ、価格は次の通り。
Fastlane Japanは1月16日12時から1月23日11時59分まで、REDMAGIC日本公式サイトにメール登録した人に、REDMAGIC 10 Proの先行購入時に利用できる1000円クーポンを配布する。
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