「中古iPhone」はどこで買うのがお得? キャリア、中古店、MVNO、メーカーそれぞれのメリットを整理する(2/2 ページ)

» 2025年01月20日 11時07分 公開
[島徹ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

中古iPhoneはどこで購入するのがお得?

 ここからは、中古iPhoneを取り扱うショップについて紹介していこう。

中古ショップ、中古オンラインショップ

 店頭で中古iPhoneを手にしてから買いたい場合は、中古ショップが便利だ。大手チェーンとしてはブックオフ、ゲオ(ゲオモバイル)、じゃんぱら、ソフマップ、イオシスなどがある。また、多くの店舗はオンラインショップも展開しており、大手なら写真とRMJのランク付けでおおよその状態を確認した上で購入できる。

 これらの店舗は大手キャリアのサブブランドやMVNOの格安SIMの契約代理店を兼ねている場合がある。これらの店舗で新規契約やMNPでの乗り換えと一緒に中古iPhoneを購入すると、本体価格に対して2万2000円前後の割引を受けられる場合がある。料金プランの見直しや、家族や子どもの新規契約を考えている人はうまく活用しよう。

 また、今後は各社の施策や本体価格にもよるが、この割引内容が最大6カ月間かつ上限2万2000円までの割引を提供できる「お試し割」になる場合もあるだろう。

中古iPhone 中古iPhoneはゲオやブックオフなど、古本や中古PC、中古ゲーム店などで取り扱っていることが多い
中古iPhone 多くの店舗はオンラインショップも展開しており、詳細な写真や情報を見て購入できる。店舗へ向かう場合も、事前にオンラインで目当てのモデルの在庫を確認できることが多い

大手キャリアの中古スマホ「○○○ Certified」

 キャリアの中古スマホは「○○○ Certified」や「○○○認定中古品」といった名称で、ドコモ、au、ソフトバンク、UQ mobileやY!mobileのオンラインショップで販売している。また、一部のキャリアショップで取り扱っていることもある。

 基本的には美品や若干のキズがあり、バッテリーの状態は80%以上という、いわゆるAクラスやBクラスの中古品を購入できる。新規契約やMNPでの乗り換えと一緒に購入すると割引が付き、キャリアの有料補償サービスに加入できるのがメリットだ。

中古iPhone キャリアの中古iPhoneは保証や有料補償サービスが充実している
中古iPhone キャリアの中古iPhoneは基本的にオンライン販売だが、一部キャリアショップで販売していることもある。2024年の春商戦では街中の出張店舗でも取り扱いがあった

 各キャリアによって販売価格や販売モデルは大きく異なる。特徴的なキャリアのショップを挙げると、ドコモオンラインショップはiPhone 14シリーズをいち早く取り扱っており、A+、A、Bの3ランクから商品を選べる。

 Y!mobileは選べる機種は少ないものの、機種変更でも安く購入できる。Y!mobileで古いiPhoneを利用し続けている場合は、一度チェックしてみるといいだろう。

中古iPhone ドコモオンラインショップはランク別に価格が決まっていて割引額が大きい。新規契約やMNPでの乗り換えならiPhone 14のAランクを4万4000円で購入できる
中古iPhone ワイモバイルオンラインショップは、機種変更でも割引額が大きい。iPhone 13やiPhone SE(第2世代)などが安い

格安SIMなどMVNOの中古スマホと、IIJmioの「Apple認定整備済製品」

 格安SIMを手掛けるMVNOは、iPhoneを取り扱っていない代わりに、未使用や美品の中古iPhoneを販売していることがある。

 中でも独自の取り組みをしているのが、2024年9月に「Apple認定整備済製品」の販売を開始したIIJmioだ。これは、Appleが品質を保証する新品に近い整備品で、Appleの1年保証に加えて有料補償サービスのApple Care+にも加入できる。これをIIJmioの契約と一緒に購入すると大幅な割引を受けられる。販売する機種はiPhone 12 Proシリーズが中心だが、人によってはかなり魅力的だろう。

中古iPhone IIJmioはiPhoneの中古や未使用品に加えて、iPhone 12 ProシリーズのApple認定整備済製品を販売。なぜか512GBモデルの方が安い

Apple Storeの「Apple認定整備済製品」

 Apple Storeでも「Apple認定整備済製品」を取り扱っている。いずれも新しいバッテリーと外装が使用され、1年間の保証付きでApple Care+にも加入できる。ただ、Apple Storeは大画面や大容量モデルが多く、価格は正規品のおよそ15%引きのみだ。料金プラン契約とセット購入による割引はない。iPhoneをとにかく安く購入するよりも、流通量の少ない大画面や大容量モデルを少しでも安く買いたい人向けのストアといえる。

中古iPhone Apple Storeの「Apple認定整備済製品」では、iPhone 14やiPhone 13シリーズのPlusやPro Maxや大容量モデルの取り扱いが多い

今後利用が広がりそうな「リファービッシュ品」

 中古スマホは基本的に、買い取った商品をクリーニングして販売することが多い。だが欧米で「修理する権利」の法整備とApple側の対応が進んだこともあり、故障した部品やバッテリーを交換して販売する「リファービッシュ品」が注目されつつある。iPhoneの修理や整備がビジネスとして成り立つかは、純正の新品部品や中古部品、互換部品のどれを利用するのかなどの問題もあるが、日本でも今後の動きに注目したい。

 日本ではオンラインストアのBack Marketがリファービッシュ品としてiPhoneを販売している。注文時に、有料でバッテリー交換を依頼することも可能だ。金額はモデルによって異なるが、購入したiPhoneを長期間使いたい場合には魅力的な選択肢になる。

中古iPhone Back Marketは中古iPhoneをリファービッシュ品(整備済製品)として販売している
中古iPhone 他の中古ショップにない特徴として、購入時にバッテリー交換を依頼できる

ネットフリマ、オークションはお得な場合もあるが、トラブルに注意

 メルカリやYahoo!オークションなどのフリマやオークションサイトでも、中古iPhoneの取引が行われている。中古ショップよりやや安く購入できる場合もある。だが、商品内容や信頼できる取引相手なのかをよく確認して利用しよう。トラブルが起きたときの時間や金銭面、精神的なコストも考慮して利用したい。

購入目的や販売方法が広がる中古iPhone、事前のリサーチが重要

 ここまで中古iPhoneについて紹介してきた。大手キャリアが低価格帯iPhoneを販売する方法や、格安SIMで利用できるiPhoneの購入方法、スマートフォンの価格が高騰したことに対する家計の節約など、以前と比べると中古iPhoneを購入するシチュエーションが増えている。この記事が購入する機種の選び方や、購入するショップの選び方の一助になれば幸いだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  9. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  10. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー