サムスン電子は、1月22日(現地時間)に米カリフォルニア州サンノゼで開催した「Galaxy Unpacked」で、開発中のモデルとなる「Galaxy S25 Edge」を先行公開した。イベントの最後にチラ見せする形で紹介しており、プレゼンテーション終了後にはモックアップとみられる本体も展示された。
同社はかつて、左右がカーブしたディスプレイを搭載する端末を「edge」という名称で販売してたが、Galaxy S25 Edgeはフラットディスプレイを搭載している。ここでのEdgeは、Slimなどと同じく薄さを意味していることがうかがえる。
公開されていた本体は7.2mmの「Galaxy S25」より薄く、6mm台になるとみられる。その他のスペックは「非公開」(サムスン電子の説明員)とのことで、寸法はもちろん、プロセッサや搭載されているカメラの仕様も明かされなかった。ただし、展示からは、背面に2つのカメラを搭載していることが分かる。
また、側面にはミリ波用のアンテナとみられる切り欠きが設けられていた。標準モデルのGalaxy S25も、国や地域によってはミリ波に対応しているが、少なくとも通信の仕様はこれらの端末に準じているようだ。展開される国や地域も未定で、日本に導入されるかどうかも不明だ。正式発表は「近々になる」(同)という。
Galaxy Unpackedでは、サムスン電子がもう1つのフォルダブルスマホを開発している可能性も示唆された。それは、「Android XR」対応のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を紹介しているときのこと。HMDの製品を開発していることは、2024年時点で明らかになっていたが、Galaxy Unpackedではその登場時期が「今年後半」と明かされた。
サムスン電子は、スマホから始まったGalaxy AIを、XRにも対応させていく予定だという。その際に映し出されたスライドには、スマホからフォルダブルスマホになり、XRのHMDやスマートグラスに至る“進化の道筋”が示されていた。その中に写っていたのが、3つ折りのスマホ。既に投入済みの2つ折りスマホと、HDMの間に入る製品として、これが紹介されていた格好だ。
3つ折りスマホは、ファーウェイが中国で投入しており、大きな話題を集めた。サムスン電子もここに追随するかどうかに、注目が集まる。
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