ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。2月24日〜3月2日の期間は、新登場の「iPhone 16e」が初登場1位を獲得した。128GBモデルが初登場で首位に立ち、256GBモデルも4位に食い込むという好スタートを切っている。Appleが久々に投入した「手頃な価格帯」を担うiPhoneの新モデルが、ユーザーの支持を集めた形だ。
iPhone 16eはiPhone SEの後継的なポジションにあるモデルだ。16シリーズの一角としてApple Intelligenceに対応しながらも、128GBモデルは10万9780円(税込)と、旧モデルのiPhone 15と同水準の価格帯に抑えた。一方で2位には「iPhone 15(128GBモデル)」がきん差で続いている。こちらは価格とカメラ性能のバランス感のよさが支持につながっているものと思われる。3位には標準モデルの「iPhone 16(128GBモデル)」がランクイン。6位までをiPhoneが占める結果となった。
一方で、2週前のランキングで上位に位置していた「Galaxy S25 SC-51F(256GBモデル)」は9位まで後退した。サムスンの新フラグシップモデルはAI機能を前面に打ち出した製品だが、iPhone 16eの登場によって注目を奪われた形だ。
国内メーカーの動向としては、「Xperia 10 VI SO-52E」が7位、「AQUOS sense9 SH-53E」が8位といずれもミッドレンジモデルがランクインしている。どちらも前回より順位を下げているが、iPhone 16eの発売という特殊要因を考慮すれば健闘しているといえる。
10位の「iPhone 16 Pro(256GB)」は今回のランキングで唯一のProモデルとなった。20万円を超える価格帯となるため、一般ユーザーからは手が届きにくい存在となっているものの、根強い人気がうかがえる。
今後はiPhone 16eの人気がどこまで継続するかが焦点となりそうだ。初期の需要が一巡した後も、iPhone 15と需要を食い合わずに安定した販売を維持できれば、Appleの新たな価格戦略の成功を意味するだろう。
ドコモ販売ランキング:iPhone 16e発表もiPhone 15に人気集中、iPhone SEも10位に返り咲き 【2月17日〜2月23日】
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