ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。2月17日〜2月23日の期間は、前週5位だった「iPhone 15(128GB)」が首位に躍り出た。また、「Xperia 10 VI SO-52E」が4位に復帰するなど、先週Galaxy S25シリーズが独占していた上位陣に大きな変動が見られた。
大きな変化はiPhoneの復調だ。iPhone 15が首位に返り咲いた他、「iPhone 16(128GB)」が4位から2位へ、「iPhone 16(256GB)」が7位から3位へと上昇するなど、トップ10のうち6機種をiPhoneが占める結果となった。集計期間中の2月19日に「iPhone 16e」が発表され、2月28日に発売されたが、それにも関わらず旧世代モデルが人気を集めた格好となった。
旧機種の中では一括販売価格が安い「iPhone 14(128GB)」が5位に復帰した。「iPhone SE(第3世代、64GB)」も10位に返り咲いた。最新モデルよりも価格が抑えられているため、コストパフォーマンスを重視するユーザーや、iPhoneへの乗り換えを検討しているユーザーに選ばれている傾向がうかがえる。
一方、前週トップ10を席巻していたGalaxy S25シリーズは勢いが鈍化した。「Galaxy S25 SC-51F(256GB)」は前週の1位から7位へと大きく後退。「Galaxy S25 Ultra」に至ってはトップ10から姿を消した。Galaxy S25シリーズは発売直後の初動の勢いが一段落し、通常の販売ペースに戻りつつあると考えられる。
Androidスマートフォンでは、ソニーの「Xperia 10 VI SO-52E」が4位に復帰。シャープの「AQUOS sense9 SH-53E」が8位から6位に上昇し、「AQUOS wish4 SH-52E」が9位に復帰した。AQUOS wish4は2万2000円という低価格ながら、基本的な機能を備えたエントリーモデルとして支持を集めている。
Galaxy S25シリーズの発売直後の勢いが一段落し、再びiPhoneが主導権を握る展開になりそうだ。また、ミドルレンジではAndroid端末も安定した人気を維持しており、価格と性能のバランスを重視するユーザーの選択肢として定着している。2月28日発売のiPhone 16eはこうしたユーザー層にマッチする機種ともなりそうだ。
ドコモ販売ランキング:Galaxy S25シリーズが発売初週で上位独占【2月10日〜2月16日】
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