ハイエンドスマートフォンを主に展開しているOnePlusですが、最近は他社の上位モデルも性能が高く、OnePlusの強みは奪われつつあります。
2025年3月時点で最上位モデルとなる「OnePlus 13」は、QualcommのSnapdragon 8 Eliteを備え、5000万画素トリプルカメラを搭載しています。しかし、他社からも同性能の製品は多数販売されているのが実情です。今回はこのOnePlus 13の下位モデルとして出てきた「OnePlus Ace 5 Pro」を紹介します。
中国のOPPOストアでOnePlus Ace 5 Proを体験しました。中国ではOnePlusはOPPOストアでの販売となり、OPPOのカメラフォンや折りたたみモデルとは別のラインの性能にフォーカスしたモデルとして販売されています。
OnePlus Ace 5 ProのプロセッサはOnePlus 13と同じSnapdragon 8 Eliteで、ディスプレイは6.78型、インカメラは1600万画素です。バッテリーは6100mAhで100W充電に対応しています。
本体デザインは側面のエッジを立てたスクエアなつくりで、丸みを帯びたOnePlus 13とは握ってみると印象が異なります。左側面にある3段階のアラートスライダーがあるのがOnePlusの上位モデルらしく、マナーモードを簡単に切り替えできます。
アウトカメラは広角5000万画素、超広角800万画素、200万画素の3つ。実質2眼で割り切った設計になっています。カメラ性能を求めるならOnePlus 13か、OPPOの「Find X8」「Find X8 Pro」が上に存在するわけです。
ちなみにこちらがOnePlus 13です。大きな違いは「H」ロゴ、ハッセルブラッドカメラの搭載ですね。OnePlus 13のカメラは5000万画素広角、5000万画素超広角、5000万画素3倍望遠です。ちなみにOPPO Find X8 ProはOnePlus 13のカメラに5000万画素6倍望遠を加えたクアッド構成。さらに高性能です。
カメラ部分に「H」ロゴはありませんが、その隣に小さく「ACE」「PERFORMANCE」の文字がデザインされています。ゲーミング用途などとにかくプロセッサパワーにモノを言わせるアプリケーションを使う人向けのモデルとして、無駄のない設計の製品といえるでしょう。
カメラのUIはOPPOに準じます。5000万画素のメインカメラだけでも数倍の望遠もカバーできますし、超広角は若干夜間に弱いものの、カメラを主目的としない人は気にならないでしょう。
さてOnePlus Ace 5 Proと同時に「OnePlus Ace 5」も発売されています。こちらは本体サイズと機能性能は同じで、プロセッサがSnapdragon 8 Gen 3になっています。またバッテリーも増量され、6415mAhと大容量、急速充電は80Wに対応します。
グローバルではOnePlus Ace 5のカメラ構成とバッテリーを変えた「OnePlus 13R」も登場するなど、OnePusはハイエンドモデルの拡充を進めています。
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