チューナーレステレビのメリットは大きく3つ。1つ目は、本体価格だ。YouTubeやTVerの視聴にはインターネット環境(光回線などがある環境)が必要だが、チューナーを内蔵しないことで製造コストが削減され、本体の価格が同サイズのチューナー内蔵テレビよりも安価だ。
例えば、ビックカメラ.comで確認すると、30〜43型の大型モデルでは、チューナーレステレビが2〜3万円台であるのに対し、チューナー内蔵テレビは10万円以上と、その価格差は歴然だ。チューナーレステレビのコストパフォーマンスがいかに高いかが分かる。
2つ目は、NHK受信料だ。チューナーレステレビは、NHK受信料の支払い義務が法的に免除されるため、年間約1万2276円(地上波のみ・12カ月前払いの場合)の節約が可能だ。
NHK受信契約の解約には、所定の届出書の提出が必要で、家電リサイクル券や廃棄・譲渡証明書などの証明書を捨てずに保管しておくと、NHKに「本当に受信料対象テレビがない」ことを証明しやすい。例えば、テレビを処分したり、売却したりした場合は、処分/売却の後にNHKふれあいセンターに問い合わせると必要書類が送付され、解約手続きを行える。
そもそもNHKの番組を視聴しない人にとっては、受信契約にまつわる手続きが手間・負担となり、これこそがチューナーレステレビの選択理由になるはずだ。
3つ目は、導入のしやすさだ。アンテナの設置やアンテナの配線が不要で、電源とインターネット環境さえあれば設置できるため、導入しやすいといえる。
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