ドコモオンラインショップが公表している「売れ筋ランキング」をもとに、端末販売のランキングを紹介する。3月24日〜3月30日の期間は、「iPhone 16e(128GBモデル)」が2週連続で首位を維持した。
2位と3位は「iPhone 15(128GBモデル)」と「iPhone 16(128GBモデル)」だが、前週と順位が入れ替わっている。
iPhone 16eは2月の発売以来、安定した人気を保っている。もともとiPhone 15との価格差はわずかだったが、4月4日の改定で両機種とも11万8910円という価格設定に変更された。最新チップ搭載でApple Intelligence対応のiPhone 16eと、超広角レンズ搭載でカメラ性能で上回るiPhone 15というすみ分けがなされているようだ。
Androidでは「AQUOS sense9 SH-53E」が4位、「Xperia 10 VI SO-52E」が5位と先週と変わらず安定した人気を保っている。両機種とも6万円台の価格帯のミドルレンジながら日本市場向けにカスタマイズされたコンパクトな形状や機能も評価されているようだ。Galaxy S25も7位をキープしており、Androidのハイエンド需要を一定程度取り込んでいる。
2万2000円の低価格帯で提供されている「AQUOS wish4 SH-52E」が8位に、同価格の「arrows We2 F-52E」も10位に入っている。
4月に入り新年度を迎えたことで、初めてのスマホとして購入する動きが続きそうだ。一方で最初に選ぶスマホとしては価格重視のミッドレンジモデルが好まれる傾向にある。iPhone 16eと15の人気がそれを象徴しているといえる。円安が固定化されている現状の中で、メーカー各社は価格と機能のバランスをどう取るか、さらなる工夫が求められる状況だ。
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