画面に物理ボタンないスマホ、視覚障がい者にとって操作困難に KDDIが「スマホ操作サポートシール」編み出す

» 2025年06月01日 16時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 KDDIと沖縄セルラー電話は5月30日、スマートフォンのタッチ位置を分かりやすくする「スマホ操作サポートシール」をau/UQ mobileの利用者向けに無償で配布する取り組みを始めた。

KDDI 画面シール 視覚障がい KDDIの案内

 スマートフォンの画面には物理的なボタンがほとんどないため、視覚に障がいのある人が初めてスマートフォンを使う際、文字入力や正確な位置をタッチするのが難しいという課題があった。

 視覚障がい者を支援する公共施設やKDDIグループで働く、視覚障がいのある社員からの助言を取り入れる形で制作されたのが「スマホ操作サポートシール」だ。

 このシールをスマートフォンの画面に貼ることで、視覚に障がいのある人が初めてスマートフォンを使う際に、指先でタッチする位置の目印となり、フリック操作や文字入力の操作を助ける。サイズや形状の異なる5種類の透明なシールがセットになっており、AndroidとiPhoneの両方に対応する。

KDDI 画面シール 視覚障がい 文字入力画面とキーボードとの境目の目印になる他、キーボードの「な」の位置に貼り付けると、指でたどって操作しやすくなるようだ
KDDI 画面シール 視覚障がい シールの種類と使用方法

 配布はKDDIお客さまセンターの電話窓口、そして「au Style SHINJUKU」と「au Style みなとみらい」の店頭で行う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー