透け透けスマホ「Nothing Phone(3a)」のカメラは結構優秀 望遠を加えトリプル構成に荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/2 ページ)

» 2025年06月15日 13時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 透けて光るスマホとして鮮烈なデビューを果たしたNothing Phone。その最新モデル「Nothing Phone (3a)」がめでたく日本デビューを果たしたのである。

 上半分の遠景カメラユニット部に沿うように3本のLEDが配置されているのは、先代の「Nothing Phone(2a)」と同じだが、3aではアウトカメラがトリプル構成になった。「超広角」「広角」に「望遠」を追加したのだ。

 透けて光って、なおかつカメラも優秀なスマホに進化したのである。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 透けて光るNothing Phone(3a)。わざと光らせてみただけで、いつも光っているわけではありません

ミドルレンジ機としてはかなり使えるカメラに

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 撮影しているの図。繰り返すけど、普段は点灯してません

 Nothing Phone(3a)は、画面デザインにまつわるAI関連の機能(Essentialスペース機能)も気になるところだけど、この記事ではカメラの話である。何はともあれ、基本的なところから。

 アウトカメラは正面から見ると、向かって左が約5000万画素の広角カメラ(24mm相当)、中央が約800万画素の超広角カメラ(15mm相当)、そして右側が約5000万画素の望遠カメラ(50mm相当)となっている。

 そして、その上にある丸い部分がLEDライトだ。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 3つ並んだカメラは左から広角・超広角・望遠。右下にある赤い四角は……デザインだそうです

 超広角カメラのスペックをちょっと控えめに抑える一方で、メインカメラと望遠カメラを5000万画素にして強化――昨今のスマホカメラのトレンドに合致した構成だ。

 カメラアプリを立ち上げるとレンズ倍率は「0.6x」「1x」「2x」「4x」の4パターンが用意されている。2xが50mmの望遠カメラで、4xはその望遠カメラの中央部(1200万画素分)を使った100mm相当となる。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー カメラアプリでは4つの倍率が表示される。4xは望遠カメラの中央部を使ったものだ

 最初にメニューを出して、設定をチェックしてみよう。自動色調調整は、オンにしとくのがいいかな。それほど大きな差は出ないけど、シーンによってはこれが仕事をして、鮮やかでくっきりとした写真になる。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 設定メニュー。気にしたいのはグリッドや色調補正のオン/オフくらいか

 ここでさらに「その他の設定」を開くと、レベル(電子水準器)やスタンプ(撮影日時や撮影情報)のオン/オフができる。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 細かい設定。レベルは電子水準器、スタンプは撮影日時と撮影情報を記録するものだ

ガスタンクを撮り比べ

 自動色調調整をオンにして、いつものガスタンクを一気に撮っていこう。0.6xから4xまで。超広角は800万画素なので、画像サイズもちょっと小さい。どれも「スタンプ」をオンにしているので、左下にドット文字で撮影情報が入っている。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 超広角カメラ。800万画素なので、3280×2464ピクセルとちょっとサイズ小さめとなる
Nothing Phone(3a)カメラレビュー 24mm相当の広角カメラ。5000万画素から1200万画素の写真を作っている。画質は特に文句なし。いい感じの色とコントラストだ
Nothing Phone(3a)カメラレビュー 50mm相当の2x望遠カメラ5000万画素から1200万画素を作っている
Nothing Phone(3a)カメラレビュー 100mm相当の4x。2x望遠カメラの中央部1200万画素分を使っている

 さらに10x。30xまで上げられるけど、10xくらいがギリギリかな。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 10x(240mm相当)に上げて撮ってみた。ちょっとデジタルズーム感が出ているけど、ディテールは意外に頑張っている

他の作例もいい感じ

 ガスタンクに続いて、いろいろと撮ってみるのだけど、青や緑がすごく鮮やかでいい。特にメインカメラがいい。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 春のよく晴れた日の多摩川。青や緑がくっきりしていてよい
Nothing Phone(3a)カメラレビュー こどもの日。神奈川県藤沢市の白旗神社にて。鯉のぼりと源義経公と武蔵坊弁慶

 しかもけっこう寄れるので、こういう写真も撮れる。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー ぐぐっと寄ってつばき。広角カメラは、ここまで寄れる

 そして人も撮る。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 河原にて。陽射しは強かったが青空も緑も爽やかでいい感じに

 ちょうど赤い特急列車(小田急電鉄の「GSE」こと70000形)が通ったので思わず4xにして撮影。色合いが広角カメラの時とちょっとズレているのが残念だ。この辺は合わせてほしかったな……。

 でもこの50mmの望遠カメラは非常に重宝する。使いやすいし、基本的には画質も悪くない。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 圧縮効果で列車を大きく見せようととっさに100mmにして撮影。少しホワイトバランスが変わってしまったのは残念

 お次は料理。色も明るさもいい感じだ。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 室内でパスタ。50mmの2x望遠で。色も明るさもOk

 続いてアート。たまたま日比谷公園に行ったら、心字池の上に青い手が浮いていたので、4xの100mmにして水面に写っている方をメインにして撮ってみた。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー とっさに使える100mmってのはいいものである

 続いて、ポートレートモードのチェック。レタッチは強くかけると不自然になることあるので、デフォルトでいいかな。ボケの形にバリエーションがあるのは面白い。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー ポートレートモードにすると2つ機能が現れる。左はレタッチ。右はボケの大きさとボケの形
Nothing Phone(3a)カメラレビュー ボケの大きさと形を指定できる

 試しに、ボケの形を星型にしてみた。ちょっと面白い。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 点光源のような明るい明るい点があると、夜景時の光源のようにボケの形がはっきり出る。ここでは太陽光を反射している箇所が全て星形になった(分かるかな?)

 夜の作例も1枚撮った。夜間モードで。

Nothing Phone(3a)カメラレビュー 夜間モードで夜景。ハイライト部が不自然になりすぎずいい感じに出ております
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