透けて光るスマホとして鮮烈なデビューを果たしたNothing Phone。その最新モデル「Nothing Phone (3a)」がめでたく日本デビューを果たしたのである。
上半分の遠景カメラユニット部に沿うように3本のLEDが配置されているのは、先代の「Nothing Phone(2a)」と同じだが、3aではアウトカメラがトリプル構成になった。「超広角」「広角」に「望遠」を追加したのだ。
透けて光って、なおかつカメラも優秀なスマホに進化したのである。
Nothing Phone(3a)は、画面デザインにまつわるAI関連の機能(Essentialスペース機能)も気になるところだけど、この記事ではカメラの話である。何はともあれ、基本的なところから。
アウトカメラは正面から見ると、向かって左が約5000万画素の広角カメラ(24mm相当)、中央が約800万画素の超広角カメラ(15mm相当)、そして右側が約5000万画素の望遠カメラ(50mm相当)となっている。
そして、その上にある丸い部分がLEDライトだ。
超広角カメラのスペックをちょっと控えめに抑える一方で、メインカメラと望遠カメラを5000万画素にして強化――昨今のスマホカメラのトレンドに合致した構成だ。
カメラアプリを立ち上げるとレンズ倍率は「0.6x」「1x」「2x」「4x」の4パターンが用意されている。2xが50mmの望遠カメラで、4xはその望遠カメラの中央部(1200万画素分)を使った100mm相当となる。
最初にメニューを出して、設定をチェックしてみよう。自動色調調整は、オンにしとくのがいいかな。それほど大きな差は出ないけど、シーンによってはこれが仕事をして、鮮やかでくっきりとした写真になる。
ここでさらに「その他の設定」を開くと、レベル(電子水準器)やスタンプ(撮影日時や撮影情報)のオン/オフができる。
自動色調調整をオンにして、いつものガスタンクを一気に撮っていこう。0.6xから4xまで。超広角は800万画素なので、画像サイズもちょっと小さい。どれも「スタンプ」をオンにしているので、左下にドット文字で撮影情報が入っている。
さらに10x。30xまで上げられるけど、10xくらいがギリギリかな。
ガスタンクに続いて、いろいろと撮ってみるのだけど、青や緑がすごく鮮やかでいい。特にメインカメラがいい。
しかもけっこう寄れるので、こういう写真も撮れる。
そして人も撮る。
ちょうど赤い特急列車(小田急電鉄の「GSE」こと70000形)が通ったので思わず4xにして撮影。色合いが広角カメラの時とちょっとズレているのが残念だ。この辺は合わせてほしかったな……。
でもこの50mmの望遠カメラは非常に重宝する。使いやすいし、基本的には画質も悪くない。
お次は料理。色も明るさもいい感じだ。
続いてアート。たまたま日比谷公園に行ったら、心字池の上に青い手が浮いていたので、4xの100mmにして水面に写っている方をメインにして撮ってみた。
続いて、ポートレートモードのチェック。レタッチは強くかけると不自然になることあるので、デフォルトでいいかな。ボケの形にバリエーションがあるのは面白い。
試しに、ボケの形を星型にしてみた。ちょっと面白い。
夜の作例も1枚撮った。夜間モードで。
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