回線契約単体でも安いのが楽天モバイルです。セット割がなくても、月のデータ使用量が3GBまでなら月額1078円、20GBまでは2178円、データ無制限でも3278円で使えます。通信品質はUQ mobileに劣るものの、MVNOのように昼に速度が遅くなることはありません。また、全国の店舗でサポートが受けられるのも安心です。
さらに家族割や22歳以下/65歳以上向けの割引プログラムも用意されており、楽天サービス利用時の特典もあります。そして何より、Rakuten Linkを使えば国内通話が無料になるのもお得です(一部対象外あり)。
後継プランのないミニミニプランから乗り換えるなら、LINEMOがオススメです。データ容量が3GB未満なら月額990円で使えます。使える容量は1GB減るものの、各種セット割なしでこの料金は非常にお得です。通信速度は1日中快適で、LINEのメッセージのやりとりや音声通話、ビデオ通話はカウントフリーなのも魅力です。
とにかく安く使うなら、日本通信やIIJmioもオススメです。日本通信の合理的シンプル290プランは1GBが290円で使え、1GBあたり220円でデータ容量を追加できます。IIJmioのギガプランも月2GBが850円、5GBが950円で使えます。IIJmioはUQ mobileと同じau回線も選べるので、端末がそのまま使えるのも安心です。
ともに音声通話が30秒あたり11円と安いのもお得です。どちらも昼に通信速度が遅くなる点に注意が必要ですが、とにかく安く使いたい人はこの2社がオススメです。
なお、UQ mobileと同じKDDIが提供するpovo2.0も候補の1つです。ただし、povo2.0は月ごとに容量が決められているのではなく、必要な分だけ必要な容量をチャージ(トッピング)して使う仕組みです。そのため、常にデータの残量や有効期限を管理しなければなりません。上級者ならよいかもしれませんが、一般の人は月のデータ容量が決まったプランの方がよいでしょう。
以上、UQ mobileの新旧料金プランの比較と、オススメの乗り換え先の解説でした。UQ mobileの新プランはデータ容量が増えて特典が付くかわりに値上げされました。今のプランで容量が足りている場合や特典を使わない場合は、現行プランの方がお得です。
ただし、現行プランもいずれ値上げされることが予告されています。UQ mobileユーザーにとっては、他社への乗り換えを含めて料金プランを見直すいい機会です。他社も値上げされる可能性があるため、最新情報をしっかり確認して自分に最適なキャリア/プランを見極めましょう。
シムラボ
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