7月26日10時、大阪の中心部に新たなAppleの直営店となる「Apple 梅田」がオープンする。Apple製品を実際に展示・販売したり、ワークショップやセッションである「Today at Apple」を毎日開催したりする。
Apple 梅田で取り扱う製品は、生成AI機能「Apple Intelligence」向けに設計・最適化されたiPhone 16シリーズ、iPad、Macなどだ。専門知識を持ったスタッフが、販売だけでなく、使い方やApple Trade In(下取り)プログラムの相談にも応じる。Today at Appleでは、クリエイティブなスタッフがApple製品の使い方や、Apple Intelligenceの活用方法を説明する。
Apple 梅田では、専門知識を持つクリエイティブスタッフが、無料の「Today at Apple」セッションを毎日開催する。これらのセッションでは、写真やビデオ撮影、音楽制作、アートとデザイン、プログラミングといった多岐にわたるトピックを体験できる。最新のiPhone 16でのAI機能活用法や、iPad、Macを使ったクリエイティブな表現方法など、実践的なスキルを楽しく学べるため、地域の人々がApple製品を通じて新たなインスピレーションを得られるという店内には、頭に装着して映像を鑑賞するデバイス「Apple Vision Pro」(※)専用のエリアや、技術サポートやハードウェアのサポートを提供する「Genius Bar」のカウンター、オンラインで注文した製品をスムーズに受け取れる「Apple Pickup」専用のエリアなどを設置する。
(※)Apple Vision Proは、前面のカメラで撮影した外界の映像を目視しながら、映画コンテンツやWebブラウザなどを閲覧できるデバイスで、利用者は指と視線で操作する。Appleでは、「空間コンピュータ」と呼称している。
Apple 梅田は、ビジネスマンにとっても価値のあるストアだ。具体的には、専任スタッフがどのApple製品が企業やビジネスに最適か、またどうすれば効率的に導入できるかといった相談に応じる。
Appleのリテールおよび人事担当シニアバイスプレジデントであるディアドラ・オブライエン氏は、「活気あふれる大阪の街のエネルギーを反映するような素晴らしい空間である、Apple 梅田をオープンできることを非常にうれしく思います。この新しいストアは関西のクリエイティブなコミュニティーや地域のビジネスとともに歩む場です。ストアチームはお客さまとのつながりを深め、Appleの製品やサービスの魅力をお届けできることを心から楽しみにしています」と述べている。
Appleの直営店は、関西では既に大阪・心斎橋と京都に店舗があり、Apple 梅田が3店舗目の進出だ。
Apple 梅田は、大阪駅からデッキで直結する南館2階に入居する。広さは約1500平方メートルだ。ここは以前、パナソニックが2022年2月まで運営していた住宅設備や家電のショールーム「パナソニックセンター大阪」の一部で、しばらく空室だった場所だ。
2013年4月にオープンしたパナソニックセンター大阪は、大阪・京橋で展開していたパナソニックの2つのショールームを統合した施設で、2階から地下1階までの3階層となっていた。
Appleとパナソニックの関係性といえば、Appleが横浜に研究開発施設を建設する際、パナソニックの工場跡地を取得したのが記憶に新しい。「パナソニックからAppleへ受け継ぐ」という流れは、Apple 梅田が最初ではない。
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