家族で契約するならY!mobileもオススメです。シンプル2には月4GBのプランS(月額2365円)があり、固定回線(SoftBank光、SoftBank Air)とのセット割を適用すれば毎月1100円が割引されます。PayPayカード割も併用すると月4GBが月額1078円です。あくまで固定回線の契約が条件ですが、LINEMOや楽天モバイルより1GB多く使えるうえに、「余ったデータは翌月に繰り越し」「通信品質は1日中快適」「店舗サポートも受けられる」などを踏まえるとかなりお得です。
Y!mobileは端末が安く買えるのも魅力です。オンラインストア限定の端末割引があり、記事執筆時点ではGalaxy A25 5G、moto g64y 5G、AQUOS wish4、nubia S 5G、OPPO A3 5Gは一括1円から購入できます。
他にも、他社から乗り換えでプランMへの契約なら、Google Pixel 8aが一括2万4800円、OPPO Reno11 Aが一括4980円、iPhone 16e(128GB)は一括7万5096円です。プランS契約だと割引額は減るもののそれでもお得ですし、プランM契約後にプランSに変更も可能です。もちろんSIMのみの契約でも豪華なPayPayポイント還元キャンペーンが受けられ、1年程度は実質無料で使えます。
ただし、固定回線とのセット割なしの通常料金は高いので、お得なのはSoftBank光かSoftBank Airを契約できる人に限られます。Y!mobile以外のキャリアも含め、固定回線とスマホのセット割は王道の節約術なので、料金は固定回線を含めて総合的に判断してください。
冒頭に述べた通り、筆者も月のデータ使用量は3〜4GB程度です。現在はメイン回線に楽天モバイル、サブ回線に日本通信とpovo2.0を入れています。基本的には楽天モバイルで通信し、つながりにくい場所だけ日本通信に切り替える、という運用です。povo2.0は外出先で急にPC作業をするときなど、短時間でたくさんデータを使う時に使い放題トッピングで乗り切るために入れていますが、出番は2〜3カ月に1回程度です。
楽天モバイルは3GB未満、日本通信は1GB未満に抑えているため、月額料金は合計で1368円です。ただ、楽天市場の買い物によるポイント還元を含めると実質料金は2〜300円程度でしょう。通話もRakuten Linkを使うため、追加の料金もほとんどかかりません。ただし、最近はビジネス用途での通話が増えており、より高音質な通話ができる日本通信をメインに入れ替えようかとも検討中です。
このように、データ使用量が少ない人でも複数のSIMを組み合わせた方がいい場合があります。メイン回線の通信速度や品質に不安がある場合は、つながりにくい場所でサブ回線に切り替えて乗り切ることができます。
また、データを使い切って追加購入することが多い場合も、サブ回線が有用です。例えばY!mobileを契約中の人が基本容量を使い切った場合、Y!mobileでそのまま追加チャージすると550円/0.5GBですが、日本通信を契約しておけば290円/1GBで済みます。小容量でも、2回線契約した方がお得な場合もあるのでぜひ検討してみてください。
以上、月1〜5GBのオススメキャリアの解説でした。irumoやUQ mobileのミニミニプランが新規申込受付を終了するなど、小容量帯のプランは減少傾向にあります。これまで大手を契約していた人も、MVNOを含めたさまざまな選択肢を検討しましょう。その際には基本料金だけでなく、通信品質、通話料金やキャンペーンも含めて選んでください。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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