大手スマホキャリアは従来の無制限プランに加え、最近は30GB前後の中容量のプランに力を入れています。しかし、ITmedia Mobileで実施した読者アンケート結果を見ると、今でも人気なのは月5GBまでの小容量帯です。筆者自身も月3〜4GBほどしか使いません。
ただ、最近ではirumoやUQ mobileのミニプランが新規申込受付を終了し、選択肢が少なくなってきました。そこで今回は月1GBから5GBの小容量帯のプランのオススメを解説します(料金は全て税込み)。
月1GBから5GBまでで筆者がオススメするキャリア/プランは以下の5つです。
この容量帯で最もオススメなのはLINEMOのLINEMOベストプランです。筆者も、友人などからオススメキャリアを聞かれた場合、月3GBで足りるならLINEMOベストプランを一番に挙げています。
LINEMOベストプランは月10GBまでの従量制プランで、3GB未満の月は月額990円です。光回線やクレジットカードなどのセット割なしでこの料金のため、シンプルで分かりやすいです。
キャンペーンも豪華で、他社から乗り換えなら1万円相当のPayPayポイントがもらえるため、10カ月は実質無料で使えます。時期によってはさらに増額されるので、そのタイミングを狙って契約するのもよいでしょう。
さらに安いキャリアもある中、LINEMOを一番にオススメしたポイントは通信品質の高さです。後ほど解説する日本通信、IIJmioは昼や夕方に速度が低下しますし、楽天モバイルもまだ万全とはいえません。そんな中、LINEMOはソフトバンクと同じ通信品質のため、1日中快適に使えるのがメリットです。スマホに詳しくない人でも安心して使えるでしょう。
一方、LINEMOベストプランのデメリットは3GBを超えると自動的に10GBの料金(月額2090円)になるため、自身で使用量の管理が必要な点です。また、ほとんどスマホを使わない人や、通信速度や通信品質の低さをうまく回避できる上級者なら、さらに安いキャリア/プランもあります。ただ、セット割なしで月額990円という安さと、高い通信品質を踏まえると、総合的には最もオススメです。
LINEMOベストプランよりわずかに高いものの、楽天モバイルのRakuten最強プランも月3GB未満なら月額1078円です。家族割、シニア割や学割を適用すればさらに安くなります。
楽天モバイルのメリットは、何といってもアプリ「Rakuten Link」で国内通話が無料になる点です(一部対象外の番号あり)。通話時間が長い人ほどお得になり、通話料金を含めればLINEMOより安くなる場合も多いでしょう。私もRakuten Linkにメリットを感じ、メインの電話番号は楽天モバイルにしています。
また、楽天モバイルのユーザーにはさまざまな特典があります。楽天市場での買い物でポイントが常時+4倍になったり、楽天スーパーセールでは1日早くセールに参加できたりします。筆者もネット通販はできるだけ楽天市場を利用し、高額のポイントをもらっています。プロ野球のパリーグの試合が追加料金なしで視聴できるのもうれしいポイントです。
最大の注意点は通信品質です。楽天モバイルは基地局の数や使える周波数帯が限られるため、大手3キャリアに比べると、つながりにくい場所が多い傾向にあります。筆者も普段は楽天モバイルをメインで使っていますが、つながりにくい場合に備えてドコモ回線の日本通信を副回線にしています。お得度は圧倒的ですが、安心して使いたい人はLINEMOがよいかもしれません。一方、少々のつながりにくさを受容できる人や、予備の回線がある人は楽天モバイルがお得でしょう。
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