とにかく安さにこだわるなら日本通信がオススメです。キャンペーンやポイント還元がなくても、シンプルに料金が安いのが魅力です。
「合理的シンプル290プラン」は月1GBが月額290円で、1GB超過後も1GBあたり220円で容量を追加できます。他社のように容量を使い切った後に追加購入するのではなく、あらかじめ使用量の上限を決めておく仕組みです。上限を3GBに設定しても、実際の使用量が2GB未満なら2GB分の料金しかかかりません。
国内通話料も30秒あたり11円と大手キャリアの半額です。通話は専用アプリ不要で、自動プレフィックス番号付与でもないため、高音質なVoLTEで通話できます。口コミを見ると、Rakuten Linkの通話品質に満足できなかったので日本通信に乗り換えた、という人も多いようです。
ただし、昼の通信速度には注意が必要です。MVNOのキャリアは昼に速度が遅くなることが多く、日本通信も例外ではありません。最近は最も混雑する昼12時30分頃でも1Mbps以下になるようなことは少ないので、YouTubeなどの動画も詰まらず視聴できると思います。ただ、都心の人口密集エリアや地下などでは別の要因も加わり、使用に影響が出るかもしれません。しっかり使いたい人はLINEMOの方がよいでしょう。
一方、昼の速度低下を回避できる人、そもそもスマホをそれほど使わない人にとってはこの安さは何よりの魅力です。安さで選ぶなら日本通信がオススメです。
安さで選ぶならIIJmioもオススメです。メインのギガプランは月2GBから50GBまで選べ、月2GBは月額850円、5GBは950円です。月2GBは日本通信の方が安いものの、5GBならIIJmioの方が安くなります。また、8月31日までに契約するとキャンペーンが適用され、5GBなら3カ月間、月額500円に割り引かれます。
IIJmioは家族で契約すればさらにお得です。同じIDで2回線以上契約すれば全回線が毎月100円割引になり、家族間通話も20%割引されます。また、データ容量を回線間でシェアできるため、容量を無駄なく消費できます。余ったデータは繰り越されるので、容量がたまってきたら1つ下のプランに変更することで料金を節約できます。
IIJmioはキャンペーンもお得です。常時お得なキャンペーンを実施しており、料金割引やデータ増量の特典が受けられます。特に人気なのがスマホ大特価セールで、他社から乗り換えならかなり安い価格で端末を購入できます。取り扱い機種数も多く、iPhoneも購入できるため、スマホセットで乗り換えるならさらにお得です。
ただし、日本通信と同様、昼や夕方に速度が遅くなる点に注意が必要です。日本通信とどちらがいいか悩ましいですが、IIJmioには「ドコモ回線に加えau回線も選べる」「公式サイトの情報量が多く、安心感がある」といったメリットもあります。好みでどちらを選んでもいいでしょう。
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