どうしても自宅(あるいは自身が権利を持つ建物など)がストリートビューに写り込んでいるのが嫌という人は、ストリートビューで問題の場所を開いた状態から、左上にある「三点メニュー→問題の報告」を選択しよう。
すると「不適切なストリートビューを報告」というページが開くので、画像のプレビューでぼかしを入れたい部分を赤い枠に収めつつ、リクエストの内容を表示に従って入力する。
ぼかしをリクエストできるのは、自宅の他に人間の顔、表札、車、車のナンバープレート、別のオブジェクトだ。その他にも、ストリートビューの写真そのものや、画質、表示される矢印の方向を指摘したり、ストリートビューの撮影車両が私道に入りこんでいることを指摘したりもできる。
リクエストが通ってぼかしが入った場合、その後はずっとそのままになるようだ。気が変わってもぼかしが除去されることはないようなので、慎重に検討したいところ。いろいろ確認したところ、例えば著名人が自宅にぼかしを入れるといったケースが多いようだ。
2008年8月に日本でGoogle ストリートビューが公開されてから、国内の住宅事情への考慮や同社に寄せられた声によって、カメラの高さが下げられたり、プライバシーに関する有人の電話相談窓口が設けられたり(現在は終了済み)と、紆余(うよ)曲折あって今日に至っている(個人的には撮影車両がトヨタ・プリウスからSUBARU・インプレッサ、スズキ・アルトなどに変更されているのも気になる)。
ストリートビューは、2000年代後半から2010年代にかけ、当時進化していたネットサービスを象徴するようなサービスでもある。今後も生成AIとの連携などを含め、さらなる進化に期待したいところだ。
位置情報をリアルタイムで共有できるアプリは危険? 正しく便利に使うための心構え
Google マップで“ギガ節約”のために、動画の自動再生をWi-Fiのみに設定する
オフライン環境でGoogle マップを使うために、地図をダウンロードしておく方法
Google マップで作成した目的地のリストをシェアする方法
Google マップのAR機能「カメラで検索」を使うには?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.