テスラ、日本で市街地走行できる“自動運転”「FSD」のテストを開始 交通の流れに沿って走る動画も公開 提供時期は国の認可次第に

» 2025年08月20日 13時13分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 Tesla Japan(テスラ)は8月20日、日本の公道で信号や標識の認識、交差点の右左折、歩行者や自転車への対応など、市街地走行を含む運転支援システム「Full Self-Driving(Supervised)」(FSD)のテスト走行を始めたと発表した。実際にテスト走行する様子を収めた動画も公開している。

photo 日本のみなとみらいでFSDをテストしているようす

 テスト車両は市販のスポーツセダン「Model 3」を使用している。Xで公開された動画では、横浜市のみなとみらい地区でドライバーがハンドルから手を離した状態で発進、交通の流れに沿っての走行、歩行者や対向車がいる交差点での右左折、工事現場を避けるための車線変更などを行っている状況が確認できる。

 FSDはテスラの車両に搭載された8つのカメラによる360度視野で得られた映像のみで動作するスーパーバイズド(監視義務付き)運転支援システムだ。車両の購入時、または後からアプリでオプション購入することで利用できる。価格は現時点で87万1000円だ。

 日本でFSDの機能が解禁された場合、オプションを購入しているテスラオーナーは車両をソフトウェアアップデートすることで使えるようになる見込み。

photo FSDはオプションだ

 FSDはあくまでドライバーの監視が必要な運転支援システムに位置付けられるが、以下のような車両コントロールを自動で行える。

  • 駐車場から駐車場へ:駐車状態からの発進、走行、目的地での自動駐車
  • 市街地走行:信号や標識の認識、車線変更、交差点通過、歩行者や自転車への対応
  • ASS(Actually Smart Summon):車両をスマートフォンアプリ経由で呼び寄せる機能。GPSとカメラを活用し、最大約85mの範囲で動作
  • 安全性機能:緊急ブレーキ、衝突警告、車線逸脱防止を統合。ドライバーの注意力は、ステアリングホイールへのトルクまたは車内カメラによる顔認識で監視

 FSDの機能が使えるかどうかは国の法規制などに左右される。現時点では米国やカナダ、中国、メキシコ、プエルトリコで使用できる。テスラは「国内リリース時期は、弊社開発状況および規制当局の許認可に依存する」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月12日 更新
  1. 「折り目があります」――Apple初の「iPhone Duo」実機画像がSNSで物議、高価ゆえにガッカリか (2026年09月10日)
  2. NHK受信料未収で宿泊事業者に1140万円請求 「どうしてもご理解いただけなかったため」民事訴訟提起 (2026年09月10日)
  3. 折りたたみ「iPhone Duo」を触って実感した“Appleらしさ” 現地からファーストインプレッション (2026年09月11日)
  4. なぜ? カーナビが「NHK受信料」対象になるワケ 課金されるケースと徴収を免れる方法 (2025年04月15日)
  5. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  6. Apple初折りたたみ「iPhone Duo」ついに登場――耐久性から価格まで、気になる疑問FAQで解説 (2026年09月10日)
  7. iPhone 17 Proの背面ガラスがバキバキに 約2.8万円の修理代、「クレカの付帯保険」に助けられた話 (2026年09月11日)
  8. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  9. 「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみ、Apple Pencil対応、インカメラは埋め込み型でTouch ID採用 10月23日発売、36万4800円から (2026年09月10日)
  10. 「Suicaのペンギン」卒業騒動にまつわる背景と誤解 JR東日本に聞いた (2025年11月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー