今回のアクセス数の1位は、イオングループのポイントプログラムや決済サービスにおけるキャンペーンをまとめた記事でした。やはり、月初は個のような“おトク情報”に関する記事が読まれる傾向にあります。
さて、イオングループのポイントプログラムには「WAON POINT」と「WAONポイント」の大きく2種類があります。どちらも発音は「ワオンポイント」で聞いただけでは区別が付かないのですが、異なるプログラムとして運用されています。
WAON POINTはイオングループを始めとするWAON POINT加盟店で支払いをするとたまるポイントで、イオン銀行が発行する「イオンカード」のクレジット/デビットカード払いに付与されるポイントもこちらです。
一方で、WAONポイントの正式名称は「電子マネーWAON ポイント」で、名前から何となく想像が付くと思いますがイオングループが発行する電子マネー「WAON」で支払った場合に付くポイントです(※1)。WAONが一体化されたイオンカードでWAONで支払って分には、原則としてWAONポイントが付く……のですが、一部のWAON POINT加盟店では、JMB WAONを除くWAONで支払うとWAON POINTの代わりにWAONポイントが付きます(※2)。
(※1)JMB WAONの場合はJALマイルが付与されます
(※2)ウエルシアグループは例外で、WAONで支払った場合はWAON POINTとWAONポイント(JMB WAONはJMB WAON)の両方が付与されます。
ちょっとややこしいWAON POINTとWAONポイントの関係ですが、実際に両方を使っている人ってどう使い分けているんでしょうか。実は私もWAON一体型イオンカードを持っているのですが、あえてWAONを使わずにポイントをWAON POINTに“寄せて”いるんですが……。
余談ですが、WAON POINTとWAONポイントと似た事例として、中京地区の私鉄/公営交通が参加している交通系ICカード「manaca」と「マナカ」があります。
manacaとマナカは同じ発音でカードの“表面”も全く同じデザインなのですが、実はエムアイシー(名古屋鉄道の子会社)が発行したものは「manaca」、名古屋交通開発機構(名古屋市全額出資の会社)が発行したものは「マナカ」と、明確に区別されているのです。
両者共にエムアイシーと名古屋交通開発機構がシステムを共同運営しており、交通系ICカードとしての機能は同一です。しかし、名鉄グループの会員プログラムやキャンペーンは基本的に「manaca」限定で「マナカ」は登録できません。逆に、名古屋市交通局が行うキャンペーンは「マナカ」のみが対象で「manaca」は対象外であることが多いです。一見すると同じカードでも、発行元を意識しないといけないってことですね……。
名前や発音が同じサービスだが、サービス内容は異なる――これって、どうして起こるんですかね……?
WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【8月29日最新版】 ポイント10倍や5000ポイント還元あり
【キャンドゥ】440円のペットボトルホルダー付きスマホショルダー アルミコーティングで保温&保冷も
「au Starlink Direct」はどこまで実用的? 24時間の船旅で分かった、衛星通信のリアルな使い勝手
【キャンドゥ】110円の「5wayマルチペン」 水平器やドライバーとしても使える
あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2025年9月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.