iPhone向けの最新OS「iOS 26」の配信が、日本時間9月16日に開始される。現行バージョンは「iOS 18」なので、いきなり番号が大きく変わるが、今回からナンバリングのルールが変更され、次年の西暦下2桁が付くようになったためだ。では、そのiOS 26では何が変わるのか。Appleが発表している情報をもとに詳しく見ていこう。
iOS 26はiPhone SE(第2世代)以降、iPhone 11以降に対応している。プロセッサでいうとA13 Bionic以降を搭載した機種に対応している。iOS 18 からは、iPhone XS/XS Max/XRが対象外となる。
iOS 26では、新デザイン「Liquid Glass」に変更される。ガラスのような透明感や光の屈折を生かした質感がシステム全体に導入され、ホーム画面やロック画面、コントロールセンター、アプリアイコンに至るまで一貫した表現がなされる。ロック画面では、壁紙に応じて時刻表示が流れるように変化するなど、立体感のある演出が追加される。
iOS 26ではApple Intelligenceが強化され、よりOSとの統合が進んでいる。電話、メッセージ、FaceTimeに対応した「ライブ翻訳」や、カメラを使った「ビジュアルインテリジェンス」により、画面上のものに対して、よく使う複数のアプリ間で検索したり、カレンダーにイベントを追加したり、質問したりできる。なお、電話とFaceTimeのライブ翻訳は、現時点で日本語には対応していない。
その他、画像を生成できる「Image Playground」やオリジナルの絵文字を作成できる「ジェン文字」といった表現機能も強化され、メッセージやSNSでのやりとりがより豊かになる。
電話アプリはUI(ユーザーインタフェース)が刷新され、よく使う項目、履歴、留守番電話を1画面で確認できるようになった。加えて、ライブ留守番電話機能が強化された「着信スクリーニング」機能では、発信者の情報を収集して、ユーザーがその電話を取るか無視するかを判断するのを支援する。また、サポートデスクへの電話など、長時間の保留が必要な場合に使える「保留アシスト」機能が追加された。相手につながると、ユーザーにその旨を通知する。
メッセージアプリでは、不明な送信者からのメッセージをスクリーニングでき、会話リストに誰を表示するかを細かくコントロールできるようになる。また、グループチャット内で投票機能が利用できるようになる他、チャット背景のカスタマイズも可能になる。
マップでは、今いる場所に過去に訪れたことがあるかの確認や、ユーザーがよく使う経路の把握が可能になる。出社時や帰宅時にその経路を提示し、それに合わせて遅延を通知したり、別の経路を提案したりする。
ウォレットでは、Apple Payで購入する際、分割払いやポイントによる支払いを選べるようになる。また、ウォレットで新しくなった搭乗券では、フライトのリアルタイムの最新情報を、ダイナミックアイランド上の「ライブアクティビティ」で確認できるようになる。また、マップによる空港案内や、「探す」を使った重要なアイテムの追跡や紛失した荷物の報告など、関連性の高い情報にアクセスできる。
その他、主に以下のような新機能や機能改善が行われている。
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