若者が飲食店探しにSNSを使うようになったため、「若者の食べログ離れ」とからかう声も聞かれるようになりました。しかし、前述のように食べログも利用しています。グルメ情報を取得する入り口として、視覚的に分かりやすいショート動画や画像を利用しているだけなのです。
「食べログ」の掲載レストラン数は約88万件、口コミ投稿数は約8,133万件にも達しています。月間利用者数は9,399万人(2025年8月)であり、全世代が「食べログ」を度々利用していることが分かります。
もし、Z世代が「食べログは古い」と感じているとすれば、「食べログ文学」と呼ばれる、食べログの口コミの影響かもしれません。食べログの口コミには、「小生」で始まる、日記のような長文が投稿されていることがあります。大変味わい深い文章なのですが、タイパ主義のZ世代は首をかしげることもありそうです。
InstagramやTikTokなどの投稿には、確実にビジュアルが良い料理や店が並びます。一緒に食事する相手とは料理を口にする前から盛り上がり、SNSに投稿しても映えること間違いなしです。また、投稿やコメント、いいねの数が多い店を選べば、味の評価が低い店にあたる確率も下がります。より精度の高い情報を得る手段として、SNSでグルメ情報を探すことは、Z世代にとってごく当たり前の行為なのでしょう。
実は、Z世代ではない私も、InstagramやTikTokでグルメ情報を探し、Googleマップに「保存」しています。観光スポットなども同様に登録しておくと、お出かけプランも立てやすくなります。あまりショート動画を情報収集に使っていない人も、一度試してみると新たな発見がありそうです。
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