2025年を代表するスマートフォンは? 「スマホ・オブ・ザ・イヤー2025」結果発表(2/4 ページ)

» 2025年12月29日 10時00分 公開
[井上晃,ITmedia]

石川氏:ハイエンドか悩ましいarrows Alpha、方向性を変えたXperia 10 VIIを評価

ハイエンド部門

石川温 石川温氏

・Galaxy Z Fold7:10点

  • iPhone Air:5点
  • iPhone 17:5点
  • Xiaomi 15 Ultra:3点
  • arrows Alpha:2点

ミッドレンジ部門

・AQUOS sense10:10点

  • Xperia 10 VII:6点
  • CMF Phone 2 Pro:3点
  • Nothing Phone (3a):3点
  • Pixel 9a:3点

 ハイエンドはGalaxy Z Fold7が順当に10点。iPhoneはエッジが効いているけど売れないiPhone Airと、面白くないけど売れるiPhone 17で割れたというところですね。

 arrows Alphaはいい端末ですけれど、FCNT的にはハイエンドでも、世間的にハイエンドと呼んでいいのか引っ掛かるので2点にしました。Xiaomiに関しては去年(2024年)の方がインパクトが大きかったので、今年は少し物足りなかった印象です。あと、端末を出しすぎていてそれぞれのパンチが弱くなってしまっていた気がします。Ultraシリーズはもっと個性を出してほしかったと思います。

 ミッドレンジに関しては、AQUOS sense10が強いというのが、自分の中では変わらないですね。Pixel aシリーズは、「来年(2026年)はPixel 10aが出るんでしょ」みたいな既定路線感が強いので、3点にとどめました。

 一方で、あれだけ保守的なソニーが方向性を変えてきたXperia 10 VIIは評価したいという意味で6点。ハイエンドの「Xperia 1 VII」では品質問題が起きてしまったので、来年は頑張ってほしいなという気持ちもあります。

太田氏:革新的だったGalaxy Z Fold7、もはや殿堂入りのAQUOS sense10

太田百合子 太田百合子氏

ハイエンド部門

・Galaxy Z Fold7:10点

  • arrows Alpha:7点
  • iPhone 17:4点
  • Xiaomi 15 Ultra:4点
  • iPhone Air:0点

ミッドレンジ部門

・AQUOS sense10:10点

  • Pixel 9a:5点
  • Nothing Phone (3a):5点
  • Xperia 10 VII:5点
  • CMF Phone 2 Pro:0点

 Galaxy Z Fold7は、佐野さんもおっしゃっていた通り、コスト面を考えると万人におすすめできる機種ではありませんが、2025年を代表する革新性を感じたという意味で10点を入れました。AIに関しても、先駆的に取り組んでいることを評価しています。

 arrows Alphaをハイエンドとして扱うか難しい面も確かにありますが、この価格、かつ“丈夫で長持ち”という部分はやはり評価に値すると思うので、7点を入れています。

 iPhoneのどちらに点を入れるかは、ユーザーが求めているのは薄さよりもバッテリーだろう、という視点でバランスが取れていてお勧めしやすいiPhone 17の方を選びました。Xiaomi 15 Ultraもカメラフォンとして無二の存在なので同点を入れました。

 ミッドレンジのAQUOS sense10は、それこそ“殿堂入り”のシリーズ扱いでいいかとは思いつつ、「Vocalist(ボーカリスト)」機能で通話音声をクリアにできるなど、使い勝手をアップデートしていたり、周辺機器展開を意欲的に行っていたり、と評価できる部分が多かったと感じています。

 その他、5点ずつ割り振った3機種は、それぞれ毛色が違って選びきれなかったので、同じ点数を割りました。Xperia 10 VIIに関しては、シャッターボタン(即撮りボタン)を搭載しているなど、ソニーらしさを残しつつ、一般ウケするように頑張って変えようとしていた点を評価しています。Nothingはどちらか1つにしようと思いNothing Phone (3a)を入れました。

山根氏:「iPhone Air」に重き1点を ミドルは「CMF Phone 2 Pro」の心意気に10点を

山根康宏 山根康宏氏

ハイエンド部門

・Galaxy Z Fold7:10点

  • arrows Alpha:9点
  • Xiaomi 15 Ultra:5点
  • iPhone Air:1点
  • iPhone 17:0点

ミッドレンジ部門

・CMF Phone 2 Pro:10点

  • AQUOS sense10:9点
  • Nothing Phone (3a):2点
  • Pixel 9a:2点
  • Xperia 10 VII:2点

 ハイエンドはイノベーションのあった機種を評価しました。特に10点を入れたGalaxy Z Fold7は確実に薄くなって、普通のスマートフォンと同じレベルになった。ようやく「折りたたみ元年」にふさわしい年になったといえます。続くarrows Alphaは、絶対的なハイエンドかというと難しいところですが、FCNTがここまでのものを出したということを評価して9点を入れました。

 Xiaomi 15 Ultraは、昨年(2024年)の「Xiaomi 14 Ultra」の方が革新性はありましたが、それでもカメラの性能は確かということで5点。実際にライターもかなりの人数がこの機種のカメラを使っていますね。

 Appleについては、今年はiPhone 17シリーズがめちゃくちゃ売れて、サムスン電子を抜きました。一方で売れる端末が優れた端末か、というとそうではないと思います。特に「iPhone 16」シリーズに比べて重量が重くなっているのは見過ごせない。モバイル端末は、どんなに機能や性能が高まっても、重さが増すことは時代に逆行することだと思います。売れる端末としては認めますが、イノベーションがある端末ではなかったと思います。

 とはいえ「iPhone Air」は新たなトレンドを作ろうとした部分を評価しました。ただ、これがなければiPhone全体の販売数はGalaxyを大きく上回ったことでしょう。結果として失敗だったと言われていますが、たった1点ですけど、重みのある1点です。

 ミッドレンジは、「普通の人が、普通に買って、普通に使える端末」という見方をしました。CMF Phone 2 Proは、Nothingが手を伸ばしやすい価格帯の端末に、FeliCaを乗せてきたという心意気を評価して10点を配点しました。AQUOS sense10も、「これを買っておけば何も困らない端末」です。同点で10点を入れたいくらい。本当にAQUOS senseシリーズは、毎年殿堂入りでいいと思いますよ。

 残りの3つはそれぞれ甲乙つけがたい特徴があります。ゆえに2点ずつを均等に配点しました。

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