「オーディオラボ」では、マイクやスピーカーのテストを実施。スピーカーからさまざまな環境のノイズを発生させ、通話時にそれがきちんとキャンセルされているかどうか、その状況下でPixel 10シリーズに搭載された「マイボイス通訳」が動作するかといった試験を実施している。
オーディオラボには無響音室も設置されている。中では、人の顔と手、腕を模した機械が設置されており、角度を徐々に変えながら耳に当て、正常にマイクが音を拾うかどうかやスピーカーの音を聞き取れるかといったテストしている。また、別の無響音室では、Pixelを回転台の上に乗せて回転させ、オーディオズームの機能を測定している。
さらに、センサー類のテストや、その試験自体の自動化を考案、検証する「通信・センサーラボ」も設けられている。ここでは、ロボットアームがタッチパネルで文字を入力して正常に動作するかどうかを確認したり、ジャイロセンサーなどが動作するかどうかを確認したりといったテストが行われている。
それらの試験装置を3Dプリンタで自作し、ロボットアームが端末を運んでテストを自動化するための実験を実施。正式採用されたものは、工場などにも導入するという。Bluetoothで測定した距離が正しいかどうかをチェックする装置もこのラボに導入されている。
Googleというと、ネット企業としてのイメージが強いが、Pixelシリーズの投入以降、特にHTCの開発部門を買収して以降は、ハードウェア開発にも注力している。大規模な台湾の研究開発拠点や、取材したラボは、その本気度を表しているといえそうだ。廉価モデル「Pixel 10a」のティーザーも公開された中、Googleの次の一手に注目が集まる。
(取材協力:Google Japan)
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