シニア層をメインターゲットに据える本端末は、安全面での配慮が極めて手厚い。本体側面には専用のサイドボタンがあり、これを長押しすることで「SOSボタン」として機能する。緊急時にボタンを押せば、あらかじめ登録した保護者へ現在地情報とともにSMSが自動で送信される。さらに、端末の開閉や物理キーの入力が一定時間ない場合に、保護者へ通知を飛ばす「未使用時の安心メッセージ」機能も備えている。
これらの機能は、離れて暮らす家族にとって大きな安心材料となるだろう。キム氏は、利用者のプライバシーを守りつつ、さりげなく見守る仕組みの重要性をアピール。また、音声お知らせ機能により、時刻や発信元を耳で確認できる工夫も施したという。通話の機能に関しても安心感がある。例えば、非通知や公衆電話からの着信をブロックしたり、個別に電話番号を指定して拒否したりできる。
短時間ながら実機に触れてみると、物理キーをたたくレトロな感覚を求める人や、通話メインで使いたいもののアプリも少しは入れたい人に向くと感じた。また過剰な通知から距離を置きつつ、LINEなどの必須ツールは手放したくない、という人にも向くだろう。
ALT JAPANは、日本でのビジネス開始にあたり「050-5527-9627」にて専用のサポートセンターを開設した。キム氏は「特にシニアの方が端末の設定や操作の疑問がある場合も、お電話や問い合わせフォームで受け付けて説明する」と、アフターサービスの重要性を改めて強調する。
本製品発表時点(2月12日時点)での販路は、MVNOがイオンモバイル、HIS Mobile、J:COM MOBILE、LIBMOで、家電量販店がビックカメラとヨドバシカメラだ。キム氏は、「日本でもキャリアとのビジネスを行いたい」との考えを述べ、「(日本のキャリアから採用されることは)簡単なことではないので、引き続き対話を重ねていきたい」と述べるにとどめた。
イ氏は、「誠実さを礎に信頼を積み重ね、責任ある姿勢を持って日本市場と共に成長していく企業でありたい」と、日本での決意を改めて示した。アルトは製品の発売後も「継続的なソフトウェアアップグレードを提供し、お客さまとの責任ある関係を築き続けていく」(イ氏)としている。
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