ボケ感の演出は、やはりポートレートモードで撮影することで、方向性の違いをより強く感じられる。Xiaomi 15は中央にピントをバチっと当て、周辺を強くぼかす。色味の表現はそのままなので、よりライカらしさが演出できる。被写界深度だけでなく、「渦巻ボケ」「ソフトフォーカス」といった形で、ぼかし方にもバリエーションがあり、表現の幅が広いのが特徴となる。
OPPO Find X9はポートレートモードもリアルを突き詰める印象で、ボケ感は優しめ。こちらも被写界深度の調節はでき、Xiaomi 15よりも表現の幅は狭いが、その分安定してきれいな写真を撮影できる。スマートフォンのカメラは、サッと構えて瞬時に使いたいシーンが多いため、安定感のあるOPPO Find X9のカメラ機能は非常に好印象だ。
超広角カメラでの撮影は、それぞれが目指す完成図の違いがはっきりと感じられる。
Xiaomi 15は色味の表現に力を入れることで、明るくパキッとした写真が撮影できる一方で、写真を拡大した際の解像感がやや低下している印象を受ける。OPPO Find X9は色味の補正が控えめなため、一見暗い写真に見えるが、拡大してチェックしても精細さがある程度維持されている。
風景全体を一枚画として切り取るにはXiaomi 15が向いているが、画角を広く捉えておき、あとから拡大して細部まで見たいという使い方では、OPPO Find X9の方が使いやすい。広角カメラ同様、はっきりと好みの分かれる仕上がりといえる。
望遠カメラはXiaomi 15が光学2.6倍、OPPO Find X9が3倍となり、それぞれ5倍、6倍の光学相当ズームも利用できる。
Xiaomi 15の2.6倍光学ズーム、5倍光学相当ズームは色味の補正もしっかり入り、きれいな写真が撮影できる印象だが、使っていて特に楽しいのが10センチまで寄れるテレマクロ撮影。ライカらしいボケ感との掛け合わせが使っていて気持ちいい。
デジタルズームは最大60倍だが、10倍あたりから解像感はだんだん落ちていき、解像感の低下が目立ち、あまり実用的ではない印象だ。
OPPO Find X9も光学3倍、光学6倍相当のリアルな表現力が高く、広角カメラと変わらない感覚で使えるのが気持ちいい。広角、超広角、望遠とカメラを切り替えている感覚があまりなく、いかなる撮影方法でもハッセルブラッドらしい一定水準の仕上がりになるのがポイントだ。ただし、Xiaomi 15と比べると、被写体に寄った際のピントの合い方には甘さを感じるシーンが多かった。
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