ライカのXiaomi 15、ハッセルブラッドのOPPO Find X9と、それぞれが独自の撮影モード、フィルターを用意しているのも面白いところだ。
Xiaomi 15の場合、先に触れたLeica VibrantモードとLeica Authenticモードの他、ライカ由来のフィルターを使って写真の仕上がりを変更できる。ライカの代名詞といえる、モノクロ写真風のフィルターが数種類用意されているため、手軽にライカらしさをスマートフォンから楽しめる。
OPPO Find X9もフィルターから画質の調節ができる他、ハッセルブラッドのパノラマカメラを再現した「XPANモード」も利用できる。65:24という独特なアスペクト比になっており、かなり横長の写真になるため、一般的なスマートフォンカメラとは懸け離れた仕上がりになるものの、広く風景を収めたいシーンや、高い建物を撮影するシーンで重宝する。
また、マスターモードはハッセルブラッドの「Hasselblad X2D」に近い色表現ができる撮影モードとなっており、コントラストの強い、雰囲気のある写真の撮影ができる。手動でシャッタースピードやISO感度の調節も行えるので、カメラ愛好家も使っていて楽しいのではないだろうか。
冒頭でも触れたように、Xiaomi 15とOPPO Find X9にてどちらが優れたカメラを搭載しているというわけではなく、そもそものコンセプト、チューニングに大きな方向性の違いがあるため、あくまでどちらが好みかが重要になる。
2機種を使い比べ、それぞれの特徴を一言でまとめるなら、エモーショナルな雰囲気作りがうまく、構図がハマった状況での仕上がりは息を飲むほど美しくなるXiaomi 15のライカカメラと、リアルな色表現を得意とし、3つのカメラで安定して精細な写真が撮影できるOPPO Find X9という印象だ。
「スマートフォンの機能向上は頭打ち」「カメラの数字ばっかり競っている」といわれることもある中で、それぞれカメラブランドと協業し、数字以外の要素で差別化を図るようになっているのが、1ユーザーとしても、1ライターとしても素直に喜ばしく思う。
カメラはあくまでスマートフォンを構成する1要素でしかないが、その一部を切り取ってもこれだけコンセプトに違いが出るのが、現代のハイエンドモデルだ。スマートフォンの購入時には、スペックシートにとらわれず、それぞれの機種が持つ個性、コンセプトに着目して吟味してみると、長く愛せる相棒と出会えるはずだ。
(製品協力:Xiaomi Japan、オウガ・ジャパン)
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