少しややこしいのですが、特典利用料がかかると必ず負担額が増えるわけではありません。現在、スマホの割引額は最大4万4000円(ミリ波対応機種を除く)と定められています。特典利用料によって最終的な支払額が増えるため、その分端末の割引額を増やす余地ができるのです。
とはいえ、ドコモがプログラムの端末返却率が想定を上回り300億円の減益になったことなどを考えると、基本的には特典利用料の新設により負担額は上がることになるでしょう。
そこで注目されているのがY!mobileとUQ mobileです。これら2キャリアも端末購入プログラムを利用できますが、現時点で特典利用料はかかりません。例えばソフトバンクのiPhone 17e(256GB)は特典利用料を含めると最安で2年実質2万2024円ですが、Y!mobileなら9648円です。Y!mobileとUQ mobileは特典利用料がかからない今が端末購入のチャンスかもしれません。
端末購入プログラムは基本的には価格が高い端末ほどお得です。中でもAndroidのハイスペック機種を買う場合は積極的に利用を検討しましょう。Androidスマホは2年後のリセールバリューが低くなりがちなので、通常購入して2年後に自身で売却するより、プログラムを利用する方がお得な場合が多い印象です。
一方、通常価格が2万円から3万円台の低価格の機種はプログラムを利用してもあまりお得になりません。これらの機種は一括や24回分割で買い、2年を超えても限界まで使い倒すのがいいでしょう。
iPhoneはケースバイケースです。例えばドコモでiPhone 17(256GB)を買う場合、MNPなら2年実質2万2033円、端末返却時にドコモで買い替えれば2年実質33円なので、割引が大きいMNPならプログラムを利用した方がお得でしょう。一方、機種変更の場合は2年実質9万8340円、端末返却時にドコモで買い替えれば2年実質7万6340円です。この場合は、自分ならApple Storeで端末のみを買い、好きなタイミングで中古スマホ店などで売却すると思います。
端末購入プログラムは毛嫌いする人も多いですが、「購入時点で負担額がほぼ決まる」「中古スマホ店より外装の傷などによる減額が少ない」など、意外にメリットもあります。うまく使えば自分で買って売るよりお得になるため、筆者の周りでも利用する人が増えてきました。スマホを3〜4年と長く使う人には向きませんが、高性能機種のユーザーで、バッテリーが劣化する前に買い替えたい、定期的に最新機種に買い替えたい人は選択肢に入れておきましょう。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
ドコモが「いつでもカエドキプログラム」改定 残価免除に最大2.2万円、ドコモで買い替えなら免除
auが「スマホトクするプログラム+」を2月26日開始 返却+最大2.2万円で残価免除、auで買い替えなら割引
キャリアで“端末のみ”を購入するメリットと注意点【2026年1月版】 ドコモと楽天モバイルが狙い目
「Galaxy S26」シリーズはどこが安い? 一括価格と2年間の実質負担額を比較、お得なキャリアはココだ
「iPhone 17e」の価格が出そろう Appleと4キャリアで最安はどこ? 一括価格と実質負担額を比較Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.