なぜXiaomiはXiaomi 17Tシリーズの発売をここまで巻き上げたのか。同社はXiaomi 17 Ultraを3月に発表したばかり。フラグシップモデルと競合しかねない廉価モデルの投入に3カ月しかインターバルがないのは異例だ。その背景には、グローバルでラインアップの調整を行っていることがあるという。今は過渡期というわけだ。呂氏は、次のように語る。
「今は、Xiaomiのプロダクトポートフォリオを、どういうタイミングに(発売)するかを調整している最中。中国とグローバルのタイムラインをできるだけ合わせようとしている。今年(2026年)でいったん調整をして、来年(2027年)でそれが定着していくことになる」
安達氏は、「早めに出せて、夏商戦にもバッチリ合う」との見解を示しながら、「同じXiaomi 17シリーズとして展開でき、ブランドイメージをけん引しているXiaomi 17 Ultraから3カ月で下方展開できるのは、いい効果が出せると思っている」と話す。XiaomiシリーズとXiaomi Tシリーズという2つのラインではなく、Xiaomi 17シリーズの中のバリエーションとしてXiaomi 17Tシリーズを展開できるというわけだ。
日本ではフラグシップモデルのベース機ともいえる「Xiaomi 17」の投入を見送っている。Xiaomi 17T Proとスペック的にバッティングする部分が多く、価格も近いからだ。安達氏によると、「Xiaomi Tシリーズが早まるのと、昨年(2025年)のXiaomi 15のフィードバックを踏まえ、適切なラインアップ数を展開している」という。Xiaomi 17抜きの3モデル構成と捉えると、ハイエンドモデルをバランスよく展開しているようにも見える。
では、Xiaomi Tシリーズがなくなった秋冬はどうなるのか。呂氏は「皆さまが期待しているようなモデルを今、検討中。具体的なことは言えないが、ワクワクするようなものになると考えている」といい、さらなる新製品の登場を示唆した。
競合他社の場合、サムスン電子は春にGalaxy Sシリーズを3モデル構成で展開しており、秋冬に向けたラインアップとしてフォルダブルスマホのGalaxy Zシリーズを発売する流れが定着している。商戦期ごとに、展開するスマホを明確に区分けしているというわけだ。Appleが初の折りたたみiPhoneを投入するうわさが流れる中、Xiaomiもこの流れに乗り、これまでとは違うカテゴリーのスマホを投入してくる可能性はありそうだ。
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