「EV=長距離は不安」は本当か テスラ・モデルYで東京〜大阪を走破して分かったリアル(1/3 ページ)

» 2026年06月29日 19時23分 公開
[山口恵祐,ITmedia]

 EVの購入を検討する際、必ずと言っていいほど話題に挙がるのが「充電の待ち時間」に対する懸念だ。「長距離を走る度に、何十分も充電待ちをするのは耐えられない」「電欠が怖くて遠出できないのでは」といった声は、今でもSNSなどでよく見掛ける。

 しかし、実際に最新のEVを所有してみると、その懸念はとっくに過去のものになっていることが分かる。今回はテスラの「Model Y Premium」(RWD、2025年モデル)で、東京都内から大阪市内までを往復する、総走行距離約1000kmのドライブを試してみた。

 結論から言えば、都市間の長距離移動に限っては、EVの充電待ちストレスを感じることはなかった。本記事では、東京〜大阪間におけるEVでの移動のリアルをお伝えしたい。

photo “EV=長距離に不安”は本当なのか?

車選びの選択肢の1つとして、EVは大いにアリな時代に

 まず前提としておきたいのは、「全ての人がEVを選ぶべき」といったことを吹聴するつもりはないということだ。筆者は根っからの車好きで、これまでSUBARUのWRX STIやBMWの3シリーズといった走りが楽しいスポーツセダンを乗り継いできた。ライフステージが変わって車に求めるものや好みも変わり、2025年時点ではテスラのモデルYが自分にとってベストチョイスだったというだけだ。

 車の用途や住環境、好みなどによってベストな選択は人それぞれであり、ICE(内燃機関)の魅力も依然として大きい。それぞれが好きな車に乗ればいい。ただ、現在の市況や補助金制度、EV独自の機能性などを鑑みると、EVのメリットを享受できる人はかなり増えてきているのではないかと感じる。

 特に補助金が多く出る地域に住んでおり、自宅に充電器を設置できるなら、積極的に車選びの候補にしたい。車格に対して実質的な支払い額を考えると、かなりコストパフォーマンスが優れている。

 特にガジェットや最新テクノロジーが好きなITmedia読者との相性が良いことは容易に想像できるため、もし車購入を検討する機会があれば、前のめりに情報収集してもいいだろう。

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