今回は望遠カメラの話とAIカメラアシスタントの話ばかりになったけれど、それ以外は先代のXperia 1 VIIのカメラの良さを受け継いでいて、非常に優秀である。
特にXperia 1シリーズが得意とする得意のAF(オートフォーカス)は、人物と動物(時には人形も)の瞳AFに対応しているし、トラッキングAFも優秀で、一度捕まえたらなかなか逃さない。
基本的な画質は、従来のXperia 1シリーズと同様に“ナチュラル派”で、無理な階調や彩度の調整はかけない系だ。だからこそ、「今どきの画が欲しいならAIカメラアシスタントを生かしてね」という感じかもしれないなあ、とは思う。
夜景を撮ってみよう。夜景と認識されると、暗部は程よく締まり、明かりは程よく飛ばずに残っていて、しっかりした写りになる。
で、最後にAIカメラアシスタントの話に戻るのだが、ソニーとしては「撮りたいと思ったらカメラを構えてシャッターを押すだけ」という人に対して、「仕上がりにちょっと凝るとひと味違った写真が撮れますよ」と提案したいのだと思う(特にクリエイティブルックを活用してね、的な)。レンズ交換式カメラの「αシリーズ」を展開している、カメラの会社でもあるしね(そういえば、本職カメラとスマホの両方を出しているメーカーって、今はソニーだけ)。
ただ、現在の人々が「AI」という言葉に感じるイメージに対して、この機能はちょっと地味だったかな。せっかくなら、AIが構図をチェックして、メインの被写体を意識していい感じにクロップするとか、状況に応じてあえて広角側のカメラに切り替えるとか、傾きやパースを判断して必要なら修正するとか、もうちょっと機能的に踏み込んでもよかったと思う。AIから「ここはこうとったらどう?」と提案する的なイメージで。
Xperia 1 VIIIはスマホのカメラとして非常に優秀なので、AIカメラアシスタントにばかり目を向けるのもよくないのだけどね(今さら何をいうか)。
着実にレベルアップした「Xperia 1 VII」のカメラ 超広角/広角カメラが品質向上していい感じに
大きく変わった「Xperia 1 VI」のカメラを試す 全面刷新のカメラアプリや光学7倍ズームの新望遠レンズはどう?
「Xperia 1 V」のカメラで注目すべき2つの進化 新型センサーの高感度性能はめちゃスゴかった
「Xperia 1 IV」のカメラを試す 超広角から望遠まで「賢いAF」で撮れるのが気持ちいい
可変式望遠レンズの実力は? 「Xperia 1 III」のカメラであれこれ遊んでみたCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.