Forbes誌は3月10日、2010年版の世界長者番付を発表した。メキシコの「通信王」カルロス・スリム・ヘル氏が初めて世界一の富豪となり、Microsoftのビル・ゲイツ会長は2位に転落した。
ヘル氏はメキシコで通信会社を経営しており、推定資産は535億ドルと、昨年の350億ドルから大幅に増えている。ゲイツ氏の推定資産は昨年の400億ドルから530億ドルに増加。3位は著名な投資家のウォーレン・バフェット氏で推定資産は470億ドル。昨年は金融危機の影響で推定資産が370億ドルに減少していた。
このほかIT業界では6位にOracleのラリー・エリソンCEO(推定資産280億ドル)、24位にGoogle創設者サーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏(同175億ドル)、33位にMicrosoftのスティーブ・バルマーCEO(同145億ドル)が入っている。Microsoft創設者の1人ポール・アレン氏、Dellのマイケル・デルCEO、Amazonのジェフ・ベゾスCEOの名前も50位以内にランクインしている。
日本のIT業界関係者では、ソフトバンクの孫正義社長が127位(推定資産59億ドル)、楽天の三木谷浩史社長が167位(同48億ドル)、任天堂相談役の山内溥氏が201位(同42億ドル)、GREEの田中良和社長が721位(同14億ドル)となっている。田中氏は33歳という若さでのランクインとなる。長者番付最年少は、25歳のFacebook創設者マーク・ザッカーバーグ氏(推定資産40億ドル、212位)。
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