その駆動時間は「ケータイ」感覚Weekly Access Top10

» 2005年12月13日 19時58分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 「軽い」と「バッテリー長持ち」は長いこと「両者相容れぬ」関係でありました。軽さを選べば電池が持たず、電池が持つノートは重すぎて人間が先にへばってしまう、というとんでもない「トレードオフ」がついて回りました。

 昔々、1キロ級のミニノートで「携帯プレーヤー」的使い方を提案した製品もありましたが、連続再生でCD1枚持たないバッテリー駆動時間が災いして、あえなく討ち死にしたこともあったようななかったような。

 この状況を劇的に改善してくれたのが「Pentium M」でしょう。「Centrino!」と同時に発表された携帯重視タイプのノートPCが「1キロ級で5時間」という携帯性能を実現し、「外回りでノートPCを使う」という使い方を現実のものにしてくれました。

 軽さと長持ちバッテリーの両立を意欲的に進めていったのが「Let's note」松下電器産業であるのはご存じのとおり。「R」シリーズが「1キロきってもバッテリーで9時間使えます」という驚異的な数値を可能にして以来、喫茶店や電車の中で目立っていた「ThinkPadの黒」が「Let's noteの銀」にじわじわと侵食されつつあるようにも思えます(3キロ超級オールインワンA4ノートを“これでもかっ”と電車で広げているエグゼグおっさんもよく見かけますが)。

 今年になって、Let's note T4が12時間駆動、そして、今回レビュー記事がアクセストップになったVersaPro UltraLiteが「4セル」バッテリー7時間駆動、となりました。実際使ってみると、もうちょっと短いようなのですが、それでも、外出中に「ずっと」音楽や動画を再生していても「バ、バッテリーが切れた〜」となりません。

 来年になれば、シングルコア「Yonah」や、IDF Fall 2005で紹介された松下電池の新型リチウムイオンバッテリーなどなど、ノートPCの携帯性能をさらに加速させる新製品が登場する予定です。

 以前、Let's note T4のレビューで「その駆動時間は“ケータイ”感覚」という言葉を使いましたが、本当に“ケータイ”に匹敵するバッテリー駆動時間を持った軽いノートPCが登場するかもしれません(“ケータイ”のバッテリー駆動時間がガンガン短くなっている、という事情もありますが)。

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