UMPCとモバイルWiMAXで「新しいモバイル」がやってくるIDF Fall 2006(3/3 ページ)

» 2006年09月29日 00時01分 公開
[鈴木淳也,ITmedia]
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「使えるデバイス」を目指して進化するUMPC

 今回のIDFではUMPCも再び注目を集めている。UMPCは最初のモデルが今年春に発表されたばかりのフォームファクタで、これまで登場した製品は第1世代だけに「まだまだ」こなれてない印象が強かった。Intelは、今後数年をかけてチップのサイズや消費電力を削減していく方針で、これによってUMPCも魅力的なデバイスへと変貌していくと考えられる。変身したUMPCにWiMAXサービスを組み合わせたとき、いつでも持ち運び可能なデバイスからインターネットを介して地図検索や音楽ダウンロードをどこからでも利用できるようになる。UMPCとWiMAXの組み合わせは「真のモバイルデバイス」の可能性を秘めたコンビネーションだといえるだろう。

今回のIDFの基調講演でたびたび登場する5インチ液晶ディスプレイを搭載したUMPC。このUMPCでYahoo! Goサービス(モバイル版Yahoo)を利用するとどうなるだろうか
Yahoo! Goのメイン画面。カスタマイズ可能なポータルなので、メニュー画面以外に自分の好きな情報をトップに表示できる
Yahooの地図情報サービスにアクセスして、出先からでもレストラン情報などの検索ができる

音楽やビデオクリップをダウンロードして再生することも可能
もちろん電子メールの読み書きも可能。小型ディスプレイながら視認性は高い
モバイル向けCPUの進化は2年周期でやってくる。2年ごとにプロセスルールが進行するが、最初の1年はダイの縮小と改良のフェイズで、次の1年でアーキテクチャの変革が起こる。2008年までは現行のCore2 Duoを改良したアーキテクチャがそのまま存続し、2009年に次世代アーキテクチャ「Nehalem」(ネハーレム)へ移行する

UMPCの新しいコンセプトモデル。教育分野向けのモデルで、小さい子供が使うことを考慮に入れ、サブノートPC以下のサイズと重量で堅牢性を実現
学校向けコンセプトモデルはショルダーバッグ風にして持ち運べることを想定している
教育向けUMPC。ひと昔前に日本で流行ったLibrettoのイメージだ

Yahoo! Goサービスのデモで使用されたUMPCコンセプトモデル。通常はタブレットPCのような形態をとるが、本体をスライドさせてキーボードを引き出せる
UMPCのコンセプトモデルには3種類のカラーバリエーションがあるようだ
2007年前半登場予定のSanta Rosaを搭載したサンプルノートPC

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