レビュー
» 2007年03月30日 12時00分 公開

第3回:遊べるマザーの最高峰──ASUS「Striker Extreme」イマドキのイタモノ「ASUS注目マザー連続レビュー」(2/2 ページ)

[寺崎基生,ITmedia]
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「3本のPCI-Express x16スロット」と「R.O.Gシリーズ特別仕様」

 Striker Extreme(そしてnForce 680i SLI)の大きな特徴に、「3本のPCI Express x16スロット」がある。このうち、青い2本のスロットのみがx16モードで動作し、NVIDIA SLIに対応する。残りの白いスロットはx8モードでしか動作しない。Strike Extremeに用意されたそのほかの拡張スロットは、PCI Express x1が1本、PCIが2本という構成だ。それに加えて、R.O.G.シリーズの特徴とも言える別基板のサウンドカードSupremeFX専用スロットがある。

 R.O.G.シリーズだけの特別仕様も数多く用意されている。その1つが「電源スイッチ、」「リセット」「CMOSクリア」のスイッチ類がオンボードで搭載されている。ケースに入れず、バラック組みでオーバークロックのテストを行う場合に非常に便利なアイテムだ。CMOSクリアがスイッチになっているので、クロックを上げすぎてBIOSが起動しないときでも、すぐにBIOS設定パラメータを初期化できる。

 Striker Extremeにはバックパネル部にもスイッチが1つ用意されている。これをマザーボード停止中に押すとSerial ATAポートやUltra ATAポート、USB 2.0ポートなど、マザーボードのコネクタにケーブルを接続する必要がある部分を、ブルーLEDで明るく照らしてくれる。暗いPCケースの中で配線する必要があるときに重宝する。なお、マザーボードが動作しているときはLEDのイルミネーションは点灯しない。このほか、バックパネルには、BIOSのPOSTを表示する小型液晶も搭載されている。BIOSの起動時のシーケンスを文字で表示してくれるため、BIOS起動途中で停止してしまうときにはその原因を容易に知ることができる。

6ポートあるSerial ATAポートは、横方向にコネクタが向いたタイプだ。ケースによっては、シャドウベイと干渉する可能性もある
拡張スロットの最も上部にあるのは、PCI Express x1スロットに似ているが、これはサウンド用基板のSupremeFX専用スロットだ

バックパネルには、Serial ATA対応HDDを外付けで使用できるeSATAポート2基と、IEEE 1394、SPDI/Fなどが用意されている。“電球アイコン”のスイッチは、基板のコネクタ部分を照らすイルミネーションスイッチになる
バックパネルのPOST表示用液晶は、正常起動中はPOST表示ではなく時計表示になる

電源オフ中に、バックパネルにあるスイッチを押すと、コネクタ類周辺のLEDが点灯して暗い場所でも配線作業が容易になる
「電源スイッチ」「リセットスイッチ」「CMOSクリア」の3つのスイッチがオンボードで搭載されている。起動中はスイッチ自体が光って、イルミネーションになる

ASUSのハイエンドマザーらしい充実した付属品

 COMMANDOと同様、付属のソフトや標準装備のアイテムが充実しているのもR.O.G.シリーズの大きな特徴である。ゲーマーやオーバークロッカー向けということで、測定条件をカスタマイズできる3DMark 06 Advanced Editionが付属するのもその表れであるし、Tom Clancy's Ghost Recon Advanced Warfighterのフルバージョンも付属するのもゲームユーザーを意識してのことだろう。また、アンチウイルスソフトに3カ月限定の体験版ではなく、製品版の「Kaspersky AntiVirus Personal」が用意されるのも地味ながら注目したいポイントだ。そのほか、ちょっと変わったところでは、タイマーをセットした時間に音楽再生を始める「ASUS Music Alarm」などのユーティリティ類も豊富だ。

 このほか、PCのノイズをキャンセルしてクリアな音声チャットが楽しめるArrayマイク、水冷システムなどでVRMを冷却する専用クーラー、フロントパネルの配線を格段に楽にしてくれるQ-Connecter、温度センサーケーブルが3本など、ASUSマザーでおなじみの付属品が用意されている。温度センサーは、マザーボードのファンコネクタと連動させることが可能で、各ファンを温度によって個別にコントロールできる。

 Core2 Duoが使えるマザーとして人気のある「P5B Deluxe」やほかのR.O.G.シリーズなどと比較すると、実売価格が高いStriker Extremeだが、限界まで高いパフォーマンスを得たいというユーザーなら、その価値を見出せるマザーボードだ。実装された機能や充実したバンドルソフトの「価格」を考えれば、コストパフォーマンスは意外と悪くない。

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