VistaにXP用ドライバを手動でインストールするサクッとおいしいVistaチップス 9枚め

» 2007年05月25日 16時00分 公開
[織田薫,ITmedia]

今回のチップスが使えるエディションは?
エディション Home Basic Home Premium Business Ultimate
対応状況

 OSを変更したときに頭を悩ませるのが、ハードウェアのドライバだ。OSのインストール時に、すべてのハードウェアが自動的に認識されればよいが、Windows Vistaにすべてのハードウェアのドライバが含まれているわけではない。ハードウェアメーカーがVista対応のドライバをリリースしていれば問題ないが、Vista用のドライバが用意されていない場合は困ってしまう。

 しかし、ここで諦めるのは早い。Vistaは、基本的にはWindows XP用のドライバもサポートしている。したがって、XPのドライバがある場合は、手動でXPのドライバをインストールして試してみることができるのだ。ただし、XPのドライバをVistaで利用すると、正常に動作しなかったり、機能が制限されることがある点は十分注意してほしい。

 たとえば、サウンドデバイスの場合は、入出力がうまく動作しなかったり、PUMA(Protected User Mode Audio)を必要とする保護されたコンテンツを再生できない可能性がある。また、XP用のXPDM(Windows XP Display Driver Model)グラフィックスドライバは、Vista用のWDDM(Windows Vista Display Driver Model)グラフィックスドライバと異なり、Windows Aeroが無効になってしまう。XPDMドライバとWDDMドライバは、システム上で混在させることができないため、複数のグラフィックスドライバがインストールされている場合は要注意だ。ネットワークドライバやストレージコントローラのXP用ドライバについても機能が制限されることがあるが、サウンドやグラフィックスほど大きな制限はないようだ。

 しかし、XPのドライバを用意してもVistaで認識されない場合がある。手元の環境で問題が発生したのは、PromiseのPDC20378を搭載したRAIDコントローラだ。実は、PDC20378を搭載しているカードのドライバはVistaにデフォルトで用意されているのだが、そのドライバを自動的に探し当てて利用することもなかった。同様の現象が発生するデバイスとしては、「Intel 82801EB LPC Interface Controller - 24D0」が知られている。もっとも、このデバイスを搭載していれば必ず発生するわけではなく、一部のマザーボードでのみ発生するようだ。

 XPのドライバをインストールする、またはVistaが自動認識しなかったデバイスのドライバをインストールする場合は、デバイスマネージャで任意のデバイスを右クリックし、「ドライバソフトウェアの更新」をクリックする。次に「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」を指定し、ドライバディスクがある場合はドライバを保存しているフォルダを選択、Vistaに搭載されているドライバをインストールする場合はデバイスドライバの一覧から選択する。

任意のドライバを手動でインストールする方法は、少しわかりにくくなっているので注意が必要だ。まずは、デバイスマネージャで、ドライバをインストールしたいデバイスを右クリックし、「ドライバソフトウェアの更新」を選択(写真=左)。「どのような方法でドライバソフトウェアを検索しますか?」のダイアログでは、「コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します」を指定(写真=中央)。任意のドライバをインストールする場合は、「次の場所でドライバソフトウェアを検索します」から、インストールしたいドライバが含まれるフォルダの位置を指定して「次へ」ボタンを押す(写真=右)。一方、Vistaに含まれているドライバをインストールする場合は、「コンピュータ上のデバイスドライバの一覧から選択します」を選ぶ。

 Vistaは、ドライバの署名によるインストール要件も変わっている。署名なし、自己署名済みドライバは、管理者のみインストール可能で、インストール前に警告が表示される。逆に信頼された発行者による署名が行われているドライバは、自動的にサイレントインストールされる。なお、64ビット版のVistaでは信頼された発行者による署名が行われているドライバのみインストール可能だ。

関連キーワード

Windows Vista


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月12日 更新
  1. マウスコンピューターが「パソコンは早めに買って」とアナウンス Webサイトは接続困難に (2025年12月11日)
  2. 無料で使える! ChatGPTで「Photoshop」「Acrobat」「Adobe Express」が利用可能に (2025年12月10日)
  3. 「電卓+ギター」という発想で生まれた電子楽器「KANTAN Play Core」 インスタコード・ゆーいち氏の新作 楽譜が読めなくても“音ゲー”感覚で弾けた (2025年12月11日)
  4. AMDが超解像技術「FSR」を“Redstone”にアップデート フレーム生成やレイトレーシングのパフォーマンス向上を実現 (2025年12月10日)
  5. Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとは先端技術の“試験場” NECプラットフォームズ掛川事業所の中核工場を見てきた【後編】 (2025年12月10日)
  6. 「Plaud Note Pro」実機レビュー 画面搭載で何が変わった? “付ける”NotePinとの決定的な違い (2025年12月11日)
  7. マウス、Intel N150を搭載した軽量設計の10.1型2in1タブレットPC (2025年12月11日)
  8. Wi-Fiルーター「Aterm」のふるさとはどんな場所? NECプラットフォームズ掛川事業所の歴史に触れる【前編】 (2025年12月09日)
  9. 「これで年単位の品薄が確定」――“Crucial撤退ショック”のPCパーツショップ (2025年12月06日)
  10. AYANEOがスライド式コントローラーを備えたゲーミングスマートフォン「AYANEO Pocket PLAY」を正式発表 (2025年12月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー